2018年7月1日 11:00
7月に完結! チャットモンチーがラストアルバムでみせた挑戦
、あれこれ教えてもらいながら作り上げました」。そして完成した作品は、作り方は変わっても、まさしくチャットモンチーにしか奏でられないサウンドだ。
「歌詞についても、こんなふうに思われるかな、ということをいつもより気にしないで書きました。リード曲の『たったさっきから3000年までの話』は、実家の父の姿と息子の姿を重ね合わせて、世代交代をしていく感じを詞にしました」(橋本)
福岡さんが書いた「裸足の街のスター」は、そのままチャットモンチーのことをテーマにしている。
「最後の歌詞になるから、いままでのことを書けたらな、と思って。裸足というのは、徳島のスタジオが靴を脱いで演奏するところだったので。昔のライブは靴下でやっていたんですよー!(笑)」(福岡)
また「砂鉄」という曲は、元メンバーの高橋久美子さんが歌詞を提供している。3人の関係をストレートな言葉で綴る美しい曲だ。
「3人で作ったもののCD化していない良い曲があったので、それを入れようと思っていたら、デモテープが見つからなくてメロディが思い出せなかったんです。それで、久美子にイチから新しい歌詞をお願いしてみました」(橋本)
あまり語られない家族のこと、メンバーのことを彷彿とさせる歌が聴けるのも、嬉しいポイントだ。