2018年9月30日 11:00
ミュージシャンとバラエティ番組の関係…岡崎体育「なかなか難しい」
これが、ミュージシャンでなく同じ芸人だったら、もっと前に出て笑いをとれよとか、難しいタイミングでも笑いをとらないといけないとか、任されることが大きくなる。僕にはそこまでのことはできないと思うので、ミュージシャンという枠はありがたいものです。
そうではあるけれど、僕がやっている音楽はユーモアが多め。お客さんの好リアクションを求めてついつい「笑い」を入れてしまいます。その系統ゆえ、やはりテレビ番組のコメントでも面白い発言を求められてしまいます。そろそろ、みなさん気づいていいころだと思うんですけど、実際の僕はすごくシャイですごく真面目なんです。「俺、面白いで!」とぐいぐい前に出るタイプでは決してないですし、大勢の前で自ら率先しておしゃべりするのも苦手です。そのことを理解して起用してもらいたいものです。
高校時代、授業中に大声で先生にツッコミいれてクラス中の笑いをさらっていた藤本くんや中山くんより、休み時間に一人ぼそっと妙なことつぶやいていた倉田くんの笑いが好きなタイプだったし。僕の“笑い”の原点のひとつは彼だと思います。倉田くん、めっちゃいい視点もってたもんな。今、なにやってんねやろ…?
おかざき・たいいく『テンゴちゃん』(NHK総合 毎月1回土曜深夜)