くらし情報『“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!』

2018年11月5日 20:10

“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!

ミランダ・ジュライの処女短編集『いちばんここに似合う人』が、岸本佐知子さん訳で話題をさらったのが8年前。最新作にしてミランダ初の長編となる『最初の悪い男』も、期待以上の、美しき出会いの物語だ。
“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!


シェリルは、護身術エクササイズのDVDを販売するNPOの古参職員。43歳のイケてない独身女性だが、自分流の暮らし方ルール〈システム〉に則った日々はそれなりに快適らしい。だが、その自己完結した世界に、突如終わりがやって来る。上司夫妻の娘で20歳のクリーが、シェリルの家に転がり込んできたのだ。

「シェリルは、ストレスがたまると喉に〈ヒステリー球〉ができるような凝り固まった人で、クリーは衛生観念ゼロで傍若無人な、絵に描いたようなビッチ。水と油のふたりは、最初は女性版『ファイト・クラブ』よろしく激しくぶつかり合います。
しかし、フィジカルの権化ともいうべきクリーと同居するうちに、肉体や感情が自己と切り離されていたようなシェリルはそうした“生”の実感を取り戻す。それにつれて、ふたりの関係性もどんどん変わっていくんです」

一見、クリーの強烈さに面食らうが、シェリルも妄想癖において負けてはいない。20以上年上のフィリップへの恋慕、運命の赤ん坊クベルコ ・ボンディとのテレパシーの会話、やがてクリーに対しても妄想の暴走が始まって…。

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