くらし情報『“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!』

2018年11月5日 20:10

“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!

「妄想って誰でもすると思うんですが、常軌を逸しすぎて人に言えないようなシェリルの妄想の数々にはとりわけ親近感を持ちました(笑)」

シェリルの脳内世界の部分は、訳していてとても楽しかったそう。

「赤の他人同士がつながる、というのは昔からミランダのアートの大きなテーマなんです。小説にせよ、映画にせよ、パフォーマンスにせよ、彼女の作品はつねに『人って、つながるって、生きるって、なんだろう』というところに向かっている気がするんですね。本書でも出会うはずのなかった人たちが出会い、何かが起きる。その先に、残ったものや残らなかったもの、変わったものや変わらなかったものが生まれて、それらを含めて人生は続いていく。そう語りかけられている気がするし、だからこそ最後に大きな感動を呼ぶのだと思います」
“クセが強い”キャラばかり…アラフォー独身女性の常軌を逸した妄想が!


『最初の悪い男』庭仕事が得意なリック、クリーの風変わりな両親カールとスーザン…。シェリルやクリーを取り巻く人々も、それぞれかなりクセが強い!新潮社2200円

きしもと・さちこ翻訳家。ミランダ・ジュライ、リディア・デイヴィスらの作品の邦訳を手がける。
エッセイストとしても評価が高く、2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞。

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