くらし情報『『夜明け』の柳楽優弥と小林薫が語る「神様が降りてきた」瞬間とは?』

2019年1月17日 19:40

『夜明け』の柳楽優弥と小林薫が語る「神様が降りてきた」瞬間とは?

―ラストシーンも非常に印象的ですが、どのように受け止めていますか?

柳楽さん
「生きる」という感じですね。人生を一回あきらめようとしたシンイチが哲郎さんと出会い、助けてもらったおかげで、ゆっくりではあるけれど真っ暗なトンネルから少しずつ歩み始めることができたんだというふうにとらえています。

今回の現場だからこそあのシーンが生まれた

『夜明け』の柳楽優弥と小林薫が語る「神様が降りてきた」瞬間とは?


―劇中ではシンイチと哲郎の関係性について描かれていますが、実際の柳楽さんと小林さんはどのような関係性なのですか?

小林さん
お互いに余計なことは言わず、「このシーンはどうしようか」というのもあまり相談しないようにはしていました。それは広瀬監督の作品が持つ性質もあるとは思いますが、2人で納得して答えが出ちゃったらつまらないじゃないですか。そこにはわからなさの不安があるんだけど、わかることをやってもしょうがないからね。

ただ、今回すごくよかったなと思ったのは、台所でシンイチが初めてある重大な告白をするシーン。僕は台本を読んだとき、体に力が入っている状態だとこのセリフは出てこない気がして、「僕が受け止めるから、体を預けて脱力した感じでやるのはどう?」と提案してみたんですよ。

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