くらし情報『新聞読者減少でジャーナリズム衰退? メディアがすべきことは…』

2019年3月25日 18:30

新聞読者減少でジャーナリズム衰退? メディアがすべきことは…

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新聞読者減少」です。
新聞読者減少でジャーナリズム衰退? メディアがすべきことは…


進むウェブ移行。海外への発信を期待したい。
毎年10月に日本新聞協会は新聞の発行部数を発表しています。2018年は約3990万部で、前年よりも約223万部減り、14年連続の減少となりました。電子版の契約者数を公表している大手新聞社は2社のみで、全体でどのくらいウェブに移行したのかは不明ですが、日経新聞電子版の有料会員数は昨年60万人を超えました。

紙の新聞はコンパクトにまとまっていて、情報を端的に得るのには便利です。
ただ、紙面が限られているため情報量は少なく、深く知りたい場合は電子版のほうが適しています。読者が減ることで新聞が衰退すると、ジャーナリズムの力が弱まるのではと懸念する声も。なぜなら紙と電子版では広告料金に大きな差があり、それが取材者の原稿料にも反映し、ウェブは紙の1/3~1/4とか。その結果、深く掘り下げた取材ができず、情報の質や多様性に影響を与えるのではというのです。

そんななか、ニューヨーク・タイムズでは、数年前に購読料収入が広告収入を上回ったことがあります。

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