2019年6月15日 18:00
令和の“今”のキーワードは「二重生活」 しいたけ.さんの助言
それだけでも自分の居場所ってできてくるものなんです。そんな自分が子どものようになれる場所や非生産的な時間を慈しむことが新時代のテーマになってきそうです。
「調和」
令和の“令”という字には、攻撃性の高いものを流していく、みたいな感じがあります。ですから、令和という元号は、それ自体が災害に対する呪力のようなものになっていると僕自身は感じています。平成の時代まで、自然は人が生きていくために活用するものだったけれど、自然災害の恐ろしさを目の当たりにしたことで、“どう共存していくか”というように変わってきました。それはどういうことかというと、自然はどうしたって暴れるものだから、もう逆らわない。それよりは、とにかく迅速に避難するという意識を持つ、ということ。いい意味で人間側がしぶとくなる必要に迫られたということでもあると思います。
これは普段の生活においてもいえることで、問題は自分の意に反して起こるもの。例えば、新しく入ってきた上司とそりが合わないとか。でも、そこで激しく戦ったり、ただ絶望に打ちひしがれるのではなくて、そうなった時に相談する相手を見つけておくとか、自分だけの逃げ場所を作っておくとか。