2019年6月13日 20:10
結成15周年・BLUE ENCOUNT ハマっているのは“タピオカ”!?
「僕らは高校生でバンドを結成して、音楽で食べていきたいと思った時に周りの人から反対されたり、その後も周りのバンドばかり売れていった不遇の時代があった。30代になって責任や守るものが増えた今だからこそ書けることがある一方で、大人になった今でも様々なことを気にしながら生きていかなきゃいけないのは変わらないから、メッセージソングを作り続けているんです」(田邊)
「インディーズ時代には10数時間かけて車で全国をまわってライブをしていたことも。ライブでどう伝えてたらいいのかわからなくて迷っていた頃に4人でいろんなことを考えました。いまだに辛いことがあると、その原点を思い出します」(辻村勇太:Ba)
もがいていた過去を共有しているからこそ、今も変わらない想いを歌にして鳴らすことができる。ラストを飾る「アンコール」はブルエンのバンドストーリーを物語るようにドラマティックに今作を締めくくる。
「『アンコール』はブルエン史上最速でありつつ言葉がちゃんと武器として飛んでいく一曲。〈巨大な砂漠の中で/一つの花を探すような毎日だけど〉という歌詞は僕が上京する時に反対した父親に言われた言葉。大事なことに気づけた今の僕から父へのアンサーソングです」