2015年11月19日 18:15
人とのめぐり逢いが人生を変える! 映画『パリ3区の遺産相続人』
『パリ3区の遺産相続人』
名脚本家として知られているイスラエル・ホロヴィッツが初監督作品に選んだのは、自身のオリジナル舞台劇をもとに製作された感動のヒューマンドラマ『パリ3区の遺産相続人』。
疎遠だった父親が亡くなり、パリのマレ地区にあるアパルトマンを相続したマティアス。このアパルトマンを売却して、借金を抱える負け犬人生をリセットしたいマティアスは、ニューヨークからパリを訪れていた。部屋数も多く、庭付きのアパルトマンとわかり、高値を期待するマティアスだったが、誰もいないはずのアパルトマンには老婦人のマティルドが娘とともに住んでいたのだった。
しかも、「ヴィアジェ」というフランス独特の不動産売買制度により、元所有者であるマティルドが亡くなるまでアパルトマンは相続できない上に、毎月2,400ユーロの支払いまでしなければいけないという事実が発覚し、父親から相続したのは遺産ではなく、負債だとわかり激怒するマティアス。
しかし、なぜ父親は異国のパリにこのアパルトマンを買い取ったのか?そこには、長年隠されていた“ある秘密”があった。そして、マティアスとマティルドと娘のクロエは、胸に秘めてきた思いを打ち明けることになる。