くらし情報『映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!』

映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!

2018年3月7日 11:00
 

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映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!


©YUMIMOROTO

こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。

ファッション店や花屋の店頭では、春の装いや花々が並び始め、春めいてきましたね。

読者の皆さまの中には、会社やさまざまな場面でリーダーとして活躍されている方や人生の転機を迎え輝く未来に向けて気持ちを新たにされている方も多いと思います。

今回【シネマの時間】にておすすめする映画は、「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれ、今なお世界中の人々に影響を与え続ける伝説の政治家ウィンストン・チャーチルの真実の物語『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』です。

1940年、第二次世界大戦初期。

ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。

連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねらます。

ヒトラーに屈するのか、闘うのか?
最大の国難に直面したその時、いかにして判断し人びとに勇気と希望を与えたのか?

政敵に追い詰められながら究極の選択を迫られるのですが、民衆の声なき声に耳を澄ませ首相としての葛藤と苦悩を抱えながら言葉で人々を奮い立たせたウィンストン・チャーチル

のちにノーベル文学賞を受賞した”言葉の魔術師”ウィンストン・チャーチルが、約4分間にも渡る演説を披露するラストシーンは圧巻で、名優ゲイリー・オールドマンが彼になりきりその魅力を余すところなく演じており話題です。

見事、第90回アカデミー賞主演男優賞受賞!第75回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)受賞!

「英国一型破りな男が、歴史を変えた」

実話を基にチャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描く、感動の歴史エンターテインメントをどうぞお楽しみください!

■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』 あらすじーー英元首相ウィンストン・チャーチルの歴史的決断描く伝記映画!

映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!
1940年5月、第二次世界大戦初期。

ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、北欧諸国を制圧、フランスは陥落間近となり、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。

内閣不信任決議が出されたチェンバレン首相の後任として、連立政府を組閣できる強いリーダーを求めて外相のハリファックスが最適任者だという声があがるが、本人はこれを固辞。

そこで、国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”であったウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立つことになったのです。

映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!


朝から酒をたしなむ(朝食にスコッチ、昼食にシャンパン1本、夕食にも1本。夜はブランデーにボートワインとお酒が好きだった)変わり者のチャーチルを叱咤激励する愛妻のクレメンティーン。

気難しくもウィットとユーモアに富んだチャーチルの言葉をタイピングする秘書エリザベス。

周りの人々のサポートを受けながら、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、ドイツとの和平交渉を進めます。

政敵チェンバレンやハリファックスらに陰口を叩かれながらも、「ヒトラーには決して屈しない。我々はどんな犠牲を払っても国を守るべきだ」と徹底抗戦を誓うのです。

Sub1


そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となっていました。

30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがありません。

ならば彼ら兵士を救うべく大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して 船をダンケルクへ向かわせよう。

地図を凝視しながらチャーチルは作戦を思いつきます。

「兵士たちを故郷に戻さねば」

こうしてダイナモ作戦が実行されました。

Sub8


日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。

ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。

ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねらました。

日々悩み、葛藤するチャーチル。

そんな彼の姿に、就任当初はチャーチルに対して懐疑的だった英国王ジョージ6世も心を開き、ふたりは絆を育み真の友となります。「私は君を支持する。君の首相就任を誰よりも恐れたのはヒトラーだ。あのケダモノを怯えさせる男を私は信頼する。戦おう」

また「党の信任がなければ戦えない」というチャーチルに、国王は街に出て国民の声を聞くことを勧めます。

そしてついに、英国は歴史的決断の瞬間を迎えるのでした……!

Sub2

■最高のキャスト、スタッフ陣と共に再現した”歴史を変えた27日間”

映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』感想。伝説のリーダー、真実の物語!


メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した現代美術家・特殊メーキャップアーティストの辻一弘

ウィンストン・チャーチルを演じるのは、『裏切りのサーカス」『レオン』など多くのハリウッド大作で活躍、俳優仲間からも尊敬を集める名優ゲイリー・オールドマン

本作では、姿形、声、話し方に加え、まとう空気までもチャーチルになりきった抜群の演技力で、
第75回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞に輝き、見事念願の第90回アカデミー賞主演男優賞受賞も成し遂げました。

チャーチルを支える妻クレメンティーンには、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス

そのほか秘書エリザベス役に『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ、英国王ジョージ6世に『ローグ・ワンスター・ウォーズ・ストーリー』のベン・メンデルソーンが扮するなど、演技派たちが脇を固め見事なアンサンブルを奏でており見どころです。

監督は、『プライドと偏見』『つぐない』が高く評価されたジョー・ライト。

脚本は、『博士と彼女のセオリー』のアンソニー・マクカーテンが手がけ、現存する膨大な史料を基に、チャーチルの知られざる人間的魅力を描いています。

また、アカデミー賞に2度ノミネートされながらも、2012年に現代美術家に転向してハリウッドから引退していた日本人の辻一弘が、ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を初受賞。

オールドマンの演技力もさることながら、合計200時間以上もかけて作り上げられた“変身”ぶりに注目です!

■心に響くウィンストン・チャーチルの名言

「夢を捨てるとき、この世は存在しなくなる」

「成功とは、失敗に失敗を重ねても、情熱を失わない能力のことだ」

「行動することは少しも恐れはしない。恐れるのは、ただ無為に時を過ごすことだけだ」

「私が感と信念に基づいて行動している限り、いくら悪口を言われようと何ともない」

「力や知性ではなく、地道な努力こそが能力を解き放つ鍵である」

「私は楽観主義者だ。それ以外のものであることは、あまり役に立たないようだ」

「いらぬ取り越し苦労をするよりも、前もって考えたり計画するほうが大事だ」

「悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見いだす。楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見出す」

「誠実でなければ、人を動かすことはできない。人を感動させるには自分が心の底から感動しなければならない。自分が涙を流さなければ人の涙を誘うことはできない。自分が信じなければ、人を信じさせることはできない」

「変転する状況のただ中で、ひとりの人間が終始一貫性を保つただひとつの可能性は、すべてを支配する不変の目標に忠実でありながら、状況に応じて変化することにある」

■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』作品紹介

2018年3月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
公式サイト:http://www.churchill-movie.jp

原題・英題:Darkest Hour
監督:ジョー・ライト
脚本・製作:アンソニー・マッカーテン
プロデューサー:ティム・ビーヴァンエリック・フェルナーリサ・ブルースダグラス・アーバンスキ
撮影:ブリュノ・デルボネル
美術:サラ・グリーンウッド
衣装:ジャクリーン・デュラン
編集:バレリオ・ボネッリ
音楽:ダリオ・マリアネッリ
特殊:メイク/ヘア&メイクデザイン(ゲイリー・オールドマン辻一弘
制作年:2017年
制作国:イギリス
上映時間:125分/カラー/ビスタ
ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ
©2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』 キャスト

ゲイリー・オールドマンウィンストン・チャーチル
クリスティン・スコット・トーマス=クレメンティーン・チャーチル
リー・ジェームズ=エリザベス・レイトン
スティーブン・ディレイン=ハリファックス子爵
ロナルド・ピックアップ=ネビル・チェンバレン
ベン・メンデルソーン=国王ジョージ6世

絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)

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