くらし情報『国は世界3位だけど…下がり続ける「1人当たりGDP」に対策は?』

2019年7月12日 19:30

国は世界3位だけど…下がり続ける「1人当たりGDP」に対策は?

しかし、仮に増税しなかったとしても、個人が付加価値を作り出して稼ぎが増えないことには、国の借金はいつまでたっても減りません。もっと根本的な解決策が必要です。副業・兼業について規定が新設され、働き方改革の流れもあり、一企業に一生を委ねる社会ではなくなりました。ならば、個人がもっと稼ぎ出す力をつけなければいけない。それには、どういう社会の仕組みが必要なのか。政治家のみなさんには具体策を打ち出していただきたいです。大学で職業訓練を受けたり、専門技術を学べる教育プログラムを作ることかもしれませんし、ロストジェネレーションと呼ばれる30代後半~40代の人材活用や再教育が必要なのかもしれません。

みなさんも、自分ならどんな「昨日とは違う何か」を生み出せるか、考えてみてください。
経験や特技を生かして、きっと何か新しい価値を見いだせるはずです。それは、ワクワクする創造的なことなのだと思います。1人当たりのGDPを伸ばして、生きやすい社会にしましょう。
国は世界3位だけど…下がり続ける「1人当たりGDP」に対策は?


堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

※『anan』2019年7月17日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子

(by anan編集部)

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