2019年7月11日 20:40
うつ病、引きこもり、家庭崩壊…中年男たちが遂げたどん底からの復活劇
今回は、こちらの方にその舞台裏を教えていただきました。
監督・脚本を務めたジル・ルルーシュ監督!
『セラヴィ!』などに出演し、俳優としても活躍しているルルーシュ監督。今回は初の単独監督作でありながら、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞では、最多となる10部門にノミネートをはたしています。そこで、裏に隠されたハプニングや伝えたい思いについて語っていただきました。
―本作で描かれている「中年の危機」は、国籍などに関係なく起きている問題であり、だからこそ多くの人々から共感されたところもあると思いますが、ご自身もそういう危機を感じたことがあったのでしょうか?
監督もちろんだよ。僕のなかにも中年の危機があったから描けた部分もあると思うし、誰もが通る道でもあるんじゃないかな。ただ、40代や50代といったある程度の年齢になってくると、「全部やったからもういいよ」という考えの人と、いくつになっても好奇心のある人、他人に対しても興味を持ち続けられる人というようにわかれるものだよね。
―確かに、人によって考え方が大きく変わる年代でもあるのかもしれないですね。ちなみに、今回スポーツを取り入れたきっかけは何ですか?
監督それは、集団行動をすることによって見出される希望を団体競技のスポーツを通して、見せたかったからなんだ。