2019年11月7日 19:30
野宮真貴「渋谷系は、アンチエイジング効果があるみたい(笑)」
一時代を築いた「渋谷系」のみならず、「1990年代の東京」の象徴ともいえるピチカート・ファイヴ。2001年の解散後も愛され続けてきたが、このたびベストセレクション『THE BAND OF 20TH CENTURY:Nippon Columbia Years 1991‐2001』が、7インチBOXとCDでリリースされることとなった。
2020年には野宮真貴さんが加入30周年を迎えるが、野宮さんは「そういうタイミングもあるんですけど、小西(康陽)さんはDJでもあるし、自分が純粋にピチカートの7インチを欲しかったんだと思います」と微笑む。そんな小西さんの動機からも、「私はメンバーでしたけど、いちファンでもあります」と語る野宮さんからも、ピチカートへの愛情と誇りが感じられる。
「私は幼い頃から、おしゃれも歌うことも好きで、歌手になる夢があって。それをピチカートで存分に叶えさせてもらいました。想像以上に、海外にも広がっていきましたしね」
今でこそ日本独自のカルチャーが世界中で受け入れられているが、その突破口のひとつとなったのが、ピチカート・ファイヴの飛躍だ。
「’90年代は価値観がガラッと変わった時期でしたね。