くらし情報『三島有紀子「心から愛せる人や仕事に出会った時に…」』

2020年1月14日 20:00

三島有紀子「心から愛せる人や仕事に出会った時に…」

にスライドしていくんじゃないか。それを意識して作りました。

名作映画が多くあるなかで、自分が撮る意味はあるのかと考えると、この時代に生きていることが一番の強みかなと思います。今の人が感じていることを、作品の形にして発信していきたいですね。

恋愛にはその人の生き方が透けてくる。
三島有紀子「心から愛せる人や仕事に出会った時に…」


撮影は大雪の新潟の場面からスタートしたという。悪天候のために出張先から帰れなくなった塔子。そのことを電話で伝えた時、怒った真の口から飛び出した言葉とは…。


三島有紀子「心から愛せる人や仕事に出会った時に…」


原作では鞍田はIT企業勤務だが、映画では建築家に変更。10年前、彼の建築設計事務所でアルバイトしていた頃に塔子が描いた家のデザインが、物語の大切な要素に。


三島有紀子「心から愛せる人や仕事に出会った時に…」


間宮祥太朗さん演じる塔子の夫・真は裕福な家庭に育ち、一流商社に勤めるハイスペック男。性格が悪いわけではないけれど、妻に対しては無神経な言動も少なくない。©2020「Red」製作委員会

三島有紀子監督1969年生まれ、大阪府出身。NHKでドキュメンタリー作品を企画・監督していたが、劇映画を撮るために退局。再婚者同士の家庭の苦悩を描く『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞、第42回報知映画賞監督賞、第41回山路ふみ子映画賞を受賞。

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