2016年1月11日 21:00
流行に無縁な人こそ中毒に! コメディ漫画『服なんて、どうでもいいと思ってた。』
後から、なんで自らイバラの道を選んでしまったんだと思ったけれど、後の祭りですよね(笑)」
舞台が舞台だけに、女性のイケてる着こなしを、あれこれ描かなくてはいけないのだが、
「それは相当、苦労しましたね。おしゃれのレベルまで考え始めると迷宮入りして進まないので、雑誌に出てきたコーディネートを順に、片っ端からキャラに着せていきました」
ファッションネタの合間にちょこちょこ挟まれるのが、モテ・非モテのネタだ。イケメンなのに私服がダサすぎてフラれたトラウマを持つ花月など、笑うに笑えないエピソードは、青木さんご自身や友人たちの実体験をアレンジしたものだとか。
「どうふるまえばモテるようになるのかわからないという、僕自身の闇が、実は強みなのかなと。やっぱり哀愁やブルースがあるほうが、ドラマは面白いですから」
◇あおき・ゆうへい東京都練馬区出身。男性。代表作は異色の(?!)恋愛マンガ『フリンジマン』全4巻(講談社)、『酩酊!怪獣酒場』1巻~以後続刊(小学館クリエイティブ)など。
◇赤文字系雑誌『ルイルイ』に配属された花月(かげつ)カヲルら3人。
モテ上司の斑鳩(いかるが)九一郎の下でファッションを理解できるか。