2016年2月29日 22:00
ワンマンバンドからの脱却 ヒトリエ新作の裏側とは?
左から、ゆーまお(D)、シノダ(G)、wowaka(V&G)、イガラシ(B)。2014年『センスレス・ワンダー』でメジャーデビュー。3月から全国14か所のライブハウスをツアー。
ボーカロイド楽曲をインターネットに上げ、サウンドクリエイターとして人気だったwowakaさんが結成したロックバンド、ヒトリエ。
「ひとりでボーカロイドを作り続け、出し尽くしてしまった感があったんです。
この先何をしたいのか悩んだとき、バンドならではの途方もないエネルギーとアンサンブルへの憧れを思い出し、もうバンドしかない!と思ったんです」(wowaka)
ネットシーンで交流のあった3人に声をかけ、制作した自主制作盤が話題を呼び、一昨年メジャーデビュー。しかし当初はwowakaさんの思想と美学に基づく作品を、忠実に再現するワンマンバンドだった。
「でも去年1年間、アルバムに向けた制作とライブを一緒にやってきて、フレーズでもアレンジ面でも、メンバーに委ねる部分が、どんどん増えていったんです」(wowaka)
トラックを制作するときもwowakaさんはあえて参加せず、3人に任せた時間が多かったとか。
「3人だけで自由に伸び伸びと作りました。