くらし情報『生活保護の“やんごとなき事情”を描いた漫画が話題 作者にインタビュー』

2016年3月19日 09:00

生活保護の“やんごとなき事情”を描いた漫画が話題 作者にインタビュー

柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』(C)柏木ハルコ/小学館

2014年の連載開始時から注目されている柏木ハルコさんの『健康で文化的な最低限度の生活』。生活保護という難題に挑んだ意欲作だ。柏木さんに話を聞いた。

「以前は恋愛の話を描くことが多かったのだけど、東日本大震災を機に視点が外へ向き、社会の問題を描きたいと思うようになりました。そういう意味でも生活保護って世の中の矛盾が出やすい場所なんですよね」

新米ケースワーカーの義経えみるは、右も左もわからないまま現場を任されてしまう。荒れ放題の家を訪問したり、自殺予告の電話がかかってきたり、これまでの人生で会ったこともないような人たちを相手に、無力さを痛感する日々。貧困、虐待、うつ病など重いテーマを扱っているのに、読んでいて苦しさよりも前向きな気持ちが先に立つのは、どの立場にも寄りすぎない作者のフラットで優しい視点のおかげだ。

「誰かを断罪するような描き方をしたくないんです。弱い部分は誰にでもあるし、責めてもしょうがないところだと思うから。意見の異なる読者を切り捨てるのではなく、一緒に考えられるかたちが理想です」

「どうして働かないの?」「生活保護でパチンコなんてあり得ない」「親戚がいるなら彼らに養ってもらうべきだ」

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