くらし情報『なにげない日常を三十一文字でポップに表現! “現代短歌”の楽しみ方』

2022年10月2日 20:00

なにげない日常を三十一文字でポップに表現! “現代短歌”の楽しみ方

三十一文字(みそひともじ)の言葉の世界。今、ますます注目されているジャンル“現代短歌”。初心者でも、今日から楽しめるヒントを紹介します!

SNSで裾野を広げて盛り上がる、今の短歌。

この1~2年、“短歌ブーム”といわれているが、この現象は今に始まったことではないようだ。

「過去の大きなブームとして俵万智さんの『サラダ記念日』がありますが、それ以前も例えば学生運動の際に短歌が多く読まれたりなど、ブームと呼ばれる現象は意外と定期的に起きていると思っています」(歌人・瀬戸夏子さん)

昔の短歌は、詠まれた時代の感情を垣間見られる味わい深さがあるが、同時代に生まれる短歌の魅力はやっぱり、現在の「空気感」や「気分」を共有できること。

「非正規雇用で明るく生きる自己像を提示する永井祐さんの歌は、同時代に読むからこそ共感しやすいですし、榊原紘さんが紹介している、推しをモチーフにした『推しと短歌』も、自分の好きなものをリアルタイムで楽しめます」

昨今の盛り上がりに欠かせない存在といえるのが、SNSだ。

「雑誌や新聞の投稿だと発表されるまで1か月程度かかりますが、SNSはかつてないほど早く反応が届きます。

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