2020年8月20日 20:00
あの名シーンと東京がシンクロ! 「MANGA都市TOKYO」展がパリから凱旋
時代を超えた東京をそれぞれの時代の少年目線、女性目線で鮮やかに切り取り、会場の巨大模型と照らし合わせることで位置関係を明らかに。フィクション作品をパノラマのように見渡す体験を提供しています」
普段暮らしている街がドラマの舞台になると嬉しくなったり、普段の街が違って見える。そんな発見が、本展にはあちこちに溢れている。
1もはや日本アニメの定番?永遠のテーマ“破壊と復興”。
日本のフィクション作品において、天災や未知なる生物の襲来などで東京が破壊されるシーンはもはや定番。それは東京が実際に何度も壊滅的な打撃を受け、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた歴史があるから。「破壊と復興の反復」セクションでは、単なるランドマークにとどまらず、未来への対策まで映し出された作品を紹介。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、街中を疾走する初号機の背景に富士山が。
細部までリアリティを追求した表現。©カラー
2生活の場である東京の変遷をたどる「東京の日常」シーン。
破壊と復興という非日常の合間には人々の暮らしがあった。ここでは江戸時代からの近代化と敗戦、戦後の高度経済成長からバブル、現在まで、作品に描かれてきた人々のライフスタイル、価値観の変化を、絵巻のように並べて紹介。