2020年9月25日 19:30
2人の子どもを事故で失い… 悲劇に見舞われたダンサーの喪失と再生
この作品が心に届くことを願っている
―この作品も、そういった形で次へと繋がっているんですね。五十嵐耕平監督との共同制作による『泳ぎすぎた夜』では日本で撮影されたこともありますが、また日本でも撮りたいお気持ちもありますか?
監督日本でも3年以内にもう一度撮りたいと考えています。アイディアはたくさんあるので、まだ絞れていなくて……。でも、最近はホラーに興味を持っています。
―イサドラ・ダンカンからマグダラのマリアときて、次はホラーとはすごいふり幅ですね。では、映画監督として作品を通して観客に伝えたい思いはありますか?
監督僕の場合、メッセージを伝えたいというよりも、観客に問いかけをして、みなさんのなかに感動を呼び起こしたいという思いのほうが強いんです。僕がいままで撮ってきた作品は、実在の人物のポートレートのようなものなので、たとえるなら僕は絵を通して感動を与える画家みたい感覚ですね。
―最後に、日本の観客へのメッセージをお願いします。
監督まずは日本で公開できることをとてもうれしく思っていますし、この作品が日本の観客の方々の心に届くことを願っています。イサドラの魂と皆さんが出会うきっかけにこの映画がなれば、とてもうれしいです。