2020年12月2日 20:30
「聴く人にとってのおまもりに」バンド「羊文学」がメジャー1stアルバム!
広がりのあるオルタナサウンドをベースに、美しいメロディと文学的な歌詞など、様々な魅力のあるバンド、羊文学。メジャー1stアルバム『POWERS』は、よりその世界観が濃くなった上で、ポップに開け、言葉と歌が際立った作品だ。
聴く人のおまもりみたいになってほしい。
「一曲一曲にパワーがあるなと思ったのと、“権力”って意味もある。政治的にもいろんなことがあったし。あと、私自身コロナ禍で部屋に一人でいた時に、いろんなことを葛藤して、すがれるものが欲しいなって思ったんですね。それで、聴く人にとってのおまもりみたいになればいいなって“おまもり=magicalpowers”っていう単語も意識しました」(塩塚)
ギター&ボーカルの塩塚モエカさんが作る楽曲では、世の中は曖昧なものだらけだが、その不確かなところから、希望をつかもうとする気持ちが書かれている。
「普段生活していても、本当に生きてるかわからないっていうか。
自分が生きてる世界と映画の世界が違うってわかってるけど、どこにも証拠はないとか考えるんです。論理よりも、雰囲気や気持ちに左右されることが多くて。だから、発言する内容も曖昧なんですよね。