2020年12月15日 18:30
すゑひろがりず「ミルクボーイのアドバイスで…」 “狂言風ネタ”誕生秘話
三島:それから3年間くらいはコントをやっていたんですが、一度単独ライブで1本だけ漫才をやってみたら、手応えがあって。だんだん漫才にシフトしていきました。でも、そんな中で、ずっとこれでやっていけるのかな?という疑問もあって。
南條:1回世に出ないとマズいのではと思って、M‐1に挑戦してみようということになりました。
――ちなみに、コンビ名を決める際に、名前の候補を10個紙に書いて餌をつけ、大宮の氷川神社の鯉に選んでもらったという噂は本当なんですか?
三島:本当です。和風の名前ばかり10個候補を考えて。でも、氷川神社の鯉は餌やり禁止だったので、実際は、近くの公園の池の鯉にお願いしました。それで一番最初に食いついたのが「すゑひろがりず」でした。
南條:いま考えると、その改名がかなり大きかったですね。
三島:「みなみのしま」では、カレンダーなんて出せなかった(笑)。
古い言葉を学ぶよりも、流行りものを押さえる。
――元々古典芸能はお好きだったんですか?
三島:いや、全然そんなことはなくて、完全に我流なんです。
南條:日本史は好きでしたけど、古典芸能に詳しいとかは一切ないです。