くらし情報『中医学では“爪は肌の一部” 冬が旬の魚や白い食材を摂ってケア』

2020年12月17日 19:30

中医学では“爪は肌の一部” 冬が旬の魚や白い食材を摂ってケア

憂鬱な時期を、体質別養生で快適に。中医学や養生法に詳しい櫻井大典さんによる「Daily(デイリー)養生」。今回のテーマは「爪の割れ」です。

欠け爪は、夜更かしや食の偏りが原因。
中医学では“爪は肌の一部” 冬が旬の魚や白い食材を摂ってケア


ときどき「爪がよく割れるので、ジェルネイルが欠かせません」という方がいます。この場合、漢方家としてまず疑うのは、血の不足、「血虚(けっきょ)」です。

中医学では爪は肌の一部であり、肌と同じように血で養われているもの。血には全身に潤いと栄養を運ぶ働きがあり、不足すると全身の乾燥や顔色の悪さ、月経量の減少や便秘といったトラブルが起こります。
さらに不眠や強い不安感も、血虚が原因。血には精神を安定させる作用もあるからです。

よく貧血と間違われるのですが、血虚は物理的に血が足りないだけでなく、「血がきちんと働いていない」状態も含む概念です。一見、血とは関係ないように思えるこうした不調も、中医学の世界では、実は血の不足が関わっていると捉えるのです。爪のもろさに加えてこうした症状があれば、血を補う養生を早めに始めましょう。

毎日の心がけで、血を少しずつ増やして。
血を十分に巡らせるために必要なのはまず、補血(ほけつ)

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