2021年1月8日 19:40
明日海りお、「男役にしては小さい」と言われ…宝塚時代と退団後を語る
舞台女優の役で劇中劇もあるんですが、舞台に立った時の空間の使い方とか声の張り方はわかっていますし、着物とかも着馴れていますし。今までやってきたことが活かせてよかったです。
今取り組んでいることに、納得できる自分でいたい。
――以前のインタビューで、宝塚を辞めるまで次の進路を決めていなかったと話されていました。人気も実力も兼ね備えていながら、とても意外だったのですが。
明日海:宝塚しか好きじゃなかった、みたいなところがあるんです。宝塚がすべてだったから、辞めた後どうしていいかがわからなくて、実家に帰るという選択肢も考えたんです。でも、退団した後、もっとすべて使い果たして動けない…ってなるかと思ったら、意外と元気だったんですよね。
女優という道を選択した理由はいろいろあるんですが、何よりお芝居とか歌ったり踊ったりが好きだということ。そして、ファンの方と会う機会がなくなっちゃうのが寂しいなというのが大きかったです。
――もうひとつ伺いたかったことがあって…。明日海さんって、在団中から男役を作るというより、演じる役というか人物になることを重視して役作りされていた印象があるんです。自分が目指す方向はこっちだと、どこかのタイミングでお決めになったのかなと思っていたんですが…。