2021年1月8日 19:40
明日海りお、「男役にしては小さい」と言われ…宝塚時代と退団後を語る
明日海:それは結構早いかもしれません。男役の中では身長が高くなくて、ちょうど新人公演主演がやれるかやれないかくらいの時期に、女役ばかりが続いたんですね。男役にしては小さいとか、幼く見えるとか言われることも多くて、それが悔しくて、外見じゃなく内面の包容力とかそういった部分で勝負しようって思ったんです。
――男役ではなくなって、役との向き合い方は変わりました?
明日海:役を演じるという意味では、あまり変わらなかったです。とても楽しくて、こんなに変わらないものかなって思うんですけど。
――この先、目指していきたい女優像はありますか。
明日海:可能性を縮めたくないので、あまり理想像を描きすぎず、今その時に取り組んでいることにちゃんと納得してできている自分でいたいなと思っています。行き当たりばったりみたいですけれど。
明日海さんが主人公・エドガー役で主演するミュージカル・ゴシック『ポーの一族』は、1/11~梅田芸術劇場メインホール、2/3~東京国際フォーラム ホールC 、2/23~名古屋・御園座で上演。脚本・演出は宝塚版に引き続き小池修一郎さんが担当。エドガーと心を通わせる少年・アラン役に千葉雄大さん。