くらし情報『怖いけれど超かわいい…? 被害者40人超えの人魚姫』

2021年2月11日 21:40

怖いけれど超かわいい…? 被害者40人超えの人魚姫

オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は『マーメイド・イン・パリ』です。

怖い人魚物語だけど超かわいいのよ~。
怖いけれど超かわいい…? 被害者40人超えの人魚姫


みなさん、人魚っていうとどういうイメージを持ってるかしら。きっとディズニープリンセスのアリエル姫か、そのベースになったアンデルセン童話の『人魚姫』か、はたまたその童話をベースにした、“世界三大ガッカリ名所”のひとつ、デンマークの人魚姫像あたりが代表的なイメージよね。ノンノン、古くから伝わる人魚って違うのよ。けっこう怖い魔物として伝わる架空の生物で、世界各国に伝説が残ってるの。とくに西欧の伝説では、人魚が美しい歌声で船人たちを惑わせて殺しちゃうとか、人魚が現れると嵐が起きるとか。
不吉な話ばっかりなのね。今回紹介する『マーメイド・イン・パリ』で出てくる人魚は、不吉バージョンの人魚と、おとぎ話に出てくる美しくてかわいい人魚をミックスした感じなの。

記録的な長雨で冠水しているパリ。老舗バーで、ウクレレの弾き語りをしているガスパールは、ある夜、傷ついた人魚を見つけて(この時点でありえないんだけど)、彼女を病院に連れていくのね。すると、病院は急患で行列状態。ガスパールが受付でもめている間に、たまたま人魚の近くに居合わせた医師が診察を始めると、彼女は目を覚まして歌を歌い始めるのよ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.