2016年6月12日 08:00
意外すぎ! 『竜馬がゆく』は恋愛に効く、その理由は?
女性誌の連載を書籍化。「著者の視点は、やさしいのにシャープ。言いっ放しじゃなく、読者への愛を感じるので、<恋愛を成果主義で考えるのはつまらない><もらえるモノだけで男を選ぶのは、そろそろ卒業>など名フレーズが素直に刺さります。実践できたら、好きな男に振り向いてもらえそうだし、何よりいい女になれそう」。小学館1300円
≪森本さんおすすめ!≫
■『冷静と情熱のあいだ』Blu:辻 仁成Rosso:江國香織
永遠に忘れられない切ない恋の軌跡を、男女両方の視点で描く純愛物語。「大学生時代にハマり、恋愛に関しては一番影響を受けた本。女性目線で描かれた赤の物語、男性目線の青の物語があり、それぞれの視点から恋愛を見つめることができ、男性の気持ちも勉強になります。恋愛において、冷静と情熱の間には何があるのか、何が一番大切なのか、考えさせられます」。
角川文庫480円(Blu)520円(Rosso)
◇せお・ゆきこ料理家。小誌の連載ほか、雑誌やテレビで簡単かつおいしいレシピを紹介。『これだけで、ラクうまごはん』(新星出版社)、『これでいいのだ! 瀬尾ごはん:台所まわりの哲学』(ちくま新書)など著書多数。
◇みうら・あさこライター、ブックカウンセラー。