2021年3月24日 19:30
実母と薬物の呪縛を断ち切り…「人々の希望の星となった」女性の大逆転劇
「今さら遅い帰ってくれ」と言われて激昂、車にもどってくるアリス。
「ママ?あの人誰?」というベスの問いに「誤りよ」と答える。”端数処理の誤差”だ、と。
実母アリスは数学の博士である。
「解かなきゃいけない問題」
「問題って?」
「お前をどうするか」
ベス・ハーモンは、この母親の呪いと戦ってきたのだ。
「希望の星だったの、みんなのね」
孤児院でチェスを教えてくれたシャイベルさんが亡くなる。シャイベルさんの部屋に入ったベスは、壁一面に自分の記事が貼っているのをみつける。
「シャイベルさんだけじゃない」
孤児院でいっしょだったジョリーンは、自分もアイスを買うお金でベスが載ってた雑誌を買ったのだと話す。
ベスの活躍が、彼女を勇気づけていたのだ。
「私はあんたを救う気なんかない。自分だけで精一杯よ。ただそばにいるために来た。それが家族よ」
6話で再会した初の公式戦の相手となった少女も、こう言っていた。「希望の星だったの、みんなのね」
ベスの活躍が自分にとって意味のあることだと伝えていたのだ。
ベスは、チェスが孤独な戦いではなく、たくさんの人に見守られていることを知る。