2021年4月18日 19:40
松坂桃李「もう少し風が通るようになるといい」 日本の芸能界への憂いと願い
また、「聞くだけでワクワクする」というユニークなタイトルには、ある想像を巡らしている。
「渡辺さんが僕の仕事モードな振る舞いを見て、お考えになったのかもしれません。というのも、所属するトップコートの社訓が“クリーンな品とポップさ”なんですけど、僕には初対面の方とお会いする時に、その2つを徹底して意識する癖がついてるんです。渡辺さんがそこを見抜いてタイトルをお考えになり、真のキャラにも取り入れたら面白いと思ったのではないかと。答え合わせはしていないので、想像ですけどね」
芸能界にいる以上、意識せざるを得ない好感度。どう考えている?
「CMもやらせていただいてますし、常日頃気にしています(笑)。実際、日本の芸能界は好感度に支えられている面も大きいと感じますね。たとえばハリウッドスターは選挙で支持する候補者を明言しますけど、日本では『これを言ったら、こうなるだろうな』という結果が発言に常にくっついてくるというか。
かといって、海外の見様見真似で好き放題言うのも違うと思うんです。その国それぞれの宗教や文化があり、国民性も異なりますから。ただ、もう少し日本に風が通るようになるといいなと。エンターテインメントも、見てくださる方の心に風を通したり、癒したりするものであってほしい。