2021年5月30日 19:10
ヨ・ジング「急に韓国エンタメが盛り上がったわけではなく…」
こんなふうに演技をすればいいんだなという感覚を身につけて、以前のように演技に対する楽しみが湧いてきたんです」
「早く次の作品がやりたい!」と感じていたときに、オファーを受けたのがドラマ『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』。幽霊が宿泊するホテルで働く青年を演じたこのドラマは韓国でもヒットを記録した。けれども「『王になった男』と『ホテルデルーナ』の2作品だけでは、自分ならではのスタイルを見つけたという確信が持てなかった」と、謙虚な姿勢で語る。
ひたむきに演技と向き合ってきた彼が、次なる挑戦の場として選んだのがドラマ『怪物』だ。ジングは田舎町で連続殺人事件の謎を追うエリート警部補、ジュウォンを演じている。
「これまでもスリラーに出演した経験はあるので、またこのジャンルに挑戦できる期待感と、このキャラクターを演じてみたいという欲求が強かったですね。ジュウォンは冷徹というより、人と接するときに偏見を持っていて、社会的ではない人物。正義を探し求めているけれど、善良な人というわけでもありません。
このような人物を演じるのは初めてなので、僕を抜擢してくれたことに感謝しています。複雑なキャラクターについて研究したいとも思ったし、スリラーとしてもストーリーと構成がしっかりしている作品ですね」