2021年6月17日 19:30
市原隼人、高岡早紀とのキスシーンで「ずるいなと思います」
ーー本作のオファーをいただいたとき、どう思いましたか?
市原さん独特の世界観を持ち、愛されている作品に映画から参加できることを、率直に嬉しく思いました。
ーー奥山とはどのような男だと思いましたか?
市原さん奥山は、迷いの中で答えを出さないキャラクターでした。もちろん、リカは罪を償う必要がありますが、その想いまでを裁くことができるのか。僕がそう考えたとき、複雑な感情を抱きました。奥山も同じ感情を抱いたと思います。
ーー演じていて、難しかったところは?
市原さん最初に刑事の役と聞いたとき、身体的なアクションが多いのかと思いましたが、台本を読むと完全な心理戦でした。奥山のリカに対する気持ちがどこからが嘘でどこからが真実なのか、わからないように演じることを心がけました。
ーーリカ役の高岡早紀さんとは初共演だそうですね。
市原さん撮影初日が高岡さんとのキスシーンだったこともあって、撮影の序盤から自然とリカに惹かれる気持ちになることができました。それが松木創監督の狙いだとしたら、ずるいなと思います(笑)。
ーー魔性や妖艶という言葉がぴったりの高岡さんが、リカのような振り切った役を演じる姿を見て、どう思いましたか?
市原さん高岡さんならではの芝居の遊び方だなと感じました。