2021年7月31日 17:10
BiSH、4thアルバムでも攻め続ける!? “一歩を踏み出す物語”を歌う
BiSHにとって約2年1か月ぶりとなるフルアルバムであり、メジャー4thアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』。どんなシーンにも定義づけられないけれど、どこから見てもクオリティが高い。そんな、今まで開拓されていなかった居場所を、楽曲と実力で作り上げ、今や屈強なライブバンドたちからも一目置かれる存在となった彼女たち。でも、やっぱり落ち着くことなく、攻め続けるんだ。今作からは、そんな今の彼女たちの意思表明と、存在意義が感じられる。
これからも攻め続ける物語!誇り高き意思表明のニューアルバム。
“バンドっぽい”ではなく“バンドよりバンド”な楽曲は、今作でも健在。低音や歪みの響きを抜かりなく精査したようなサウンドの中で、6人の息づかいまでもパッケージした歌が響き渡る。
ライブ感、もっと言えば生きている感みたいなものが、音色の中に意識的に反映されているように聞こえてくるのだ。もちろん、そう感じられるのは、メンバー一人ひとりの歌声が生かされているから。それぞれの個性によって、歌詞の一言一句が入り込んでくる。そして、それら6つのバラバラな声が合わさった時に、小さな社会としてリアルになる。