2021年7月31日 23:10
森崎ウィン、木村多江との撮影で鳥肌 「これはいいシーンになるって確信した」
――これまで難しかった役というのはありますか?
毎回、やり切ったというのはなくて、反省で終わることは多いですけど…今年やったドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂』の小林という役は難しかったです。自分とは真逆にいる人間だったから。こんなボソボソしゃべんないし、なんでこんなにずっとイライラしてるんだろうとか、撮影に入った当初は手がかりも少なくて模索してました。
――確かに、ほとんどしゃべらない謎めいた役柄でしたよね。でも、とても存在感がありましたよ。
普段の自分はこんなんだから(笑)…役に慣れなくて。
――あの役もですが、作品によって雰囲気をガラッと変えてこられるので、一瞬森崎さんだと気づかないことがあります。
結構そう言っていただくことがあって、嬉しいです。
たまに自分でも役なのか自分なのか、よくわからなくなったりします。
――憑依型なんでしょうか。
どうなんでしょうか…。自分でもまだよくわからないんです。
――現場で、思わず心が動かされた瞬間みたいなものはありますか。最近でいうと、木村多江さんと共演したときです。あるシーンを撮影するときに、台本を読んだ時点で大体の絵は想像していたんです。