くらし情報『“カンヌ脚本賞”『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介 映画が3時間の長尺になったワケ』

2021年9月9日 19:10

“カンヌ脚本賞”『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介 映画が3時間の長尺になったワケ

第一線で活躍する濱口竜介監督に、作品に込めた思いや共感を呼ぶ映像表現について伺いました。心揺さぶる映像エンタメのヒミツに迫ります。

カンヌ国際映画祭脚本賞で、日本映画界初の快挙を達成!

目次

・カンヌ国際映画祭脚本賞で、日本映画界初の快挙を達成!
・濱口さん注目の映像作品
“カンヌ脚本賞”『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介 映画が3時間の長尺になったワケ


Getty Images

フィクションとわかっていても、スクリーンの中に確かにその人が存在し、生きている。『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』など濱口竜介監督の生み出してきた物語は、そう思わせてくれる。言葉と役者の身体表現によって、人間の“わからなさ”を訳することを続けてきた彼は、今年ベルリン国際映画祭で、『偶然と想像』が銀熊賞に輝く。そして、村上春樹の短編集『女のいない男たち』に収録された「ドライブ・マイ・カー」の映画化で、第74回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。世界が注目する村上春樹作品の映画化だが、原作に“移動”や“演じること”など自身がこれまで扱ってきたテーマと近しいものを感じ、これなら映画にしやすいと思ったという。

「役者さんが生きている瞬間があり、それがちゃんと映っていたのではないかと。
村上さんにも文章を逐一映像化することはできないと最初にお伝えしました。村上さんにとっての文章は私にとっての役者さん。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.