今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員を務めるメンバーが発表された。昨年度、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で数々の賞を受賞したリリー・グラッドストーン、『ダーク・シャドウ』のエヴァ・グリーン、「Lupin/ルパン」のオマール・シー、2014年にパルム・ドールを獲得した『雪の轍』の脚本家エブル・ジェイラン、2018年に審査員賞を受賞した『存在のない子供たち』のナディーン・ラディキー監督、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のフアン・アントニオ・バヨナ監督、イタリア人俳優のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、2018年に『万引き家族』でパルム・ドールを受賞した日本の是枝裕和監督の7名。審査員長は昨年末、『バービー』のグレタ・ガーウィグに決定したことが発表されていた。審査員に決まったメンバーに対し、映画ファンの感想は「才能豊かな面々だし、多様性のある人選」「カンヌ史上最高のメンバーかもしれない」「ますます今年のカンヌが楽しみになってきた!」と好評。海外ファンも多く抱える是枝監督については、「是枝監督に審査員長を務めてほしかった」という声も多数上がっている。第77回カンヌ国際映画祭は5月14日に開幕する。(賀来比呂美)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2024年04月30日第77回カンヌ国際映画祭の「イマーシブ・コンペティション部門」の作品ラインアップが明らかになった。その名の通り、イマーシブ(没入型)な映画に特化した部門で、今年新設されたばかり。コンペティション作品とコンペティション外作品に分け、今回はそれぞれ8本と6本が選出された。最先端のVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)技術を取り入れた作品であり、ロケーションVR、複合現実(MR)体験、プロジェクション・マッピング、ホログラフィック作品が含まれている。様々な国から出品されているが、『Evolver』にはケイト・ブランシェット(声)、『Gloomy Eyes』にはコリン・ファレル、『Spheres』にはジェシカ・チャステイン&ミリー・ボビー・ブラウンといったハリウッドスターたちも出演している。また、『Missing Pictures: Naomi Kawase』には河瀬直美監督が登場する。「イマーシブ・コンペティション部門」ラインナップコンペティション作品『En Amour』(フランス)『Evolver』(UK、アメリカ)『Human Violins: Prelude(マルチユーザー版)』(ルーマニア、フランス)『Maya: The Birth of a Superhero』(UK、フランス、アメリカ)『Colored』(フランス、台湾)『TELOS I』(カナダ、スウェーデン、デンマーク)『The Roaming』(フランス、ルクセンブルク、カナダ)『Traversing the Mist』(台湾)コンペティション外作品『Battlescar』(フランス、アメリカ)『Emperor』(フランス、ドイツ)『Gloomy Eyes』(アルゼンチン、フランス、アメリカ)『Missing Pictures: Naomi Kawase』(フランス、UK、台湾、ルクセンブルク、韓国)『Notes on Blindness』(フランス、UK)『Spheres』(アメリカ、フランス)(賀来比呂美)
2024年04月24日第77回カンヌ国際映画祭にて、『君たちはどう生きるか』など数々の大ヒットアニメ作品を手掛けてきたスタジオジブリが名誉パルム・ドールを受賞することが明らかになった。同映画祭のHPやX公式アカウントなどから発表された。名誉パルム・ドールを個人ではなく団体(組織)が受賞するのは初めてだという。スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫氏は、受賞の知らせに「心から光栄なことであり、大変うれしいです」とコメントし、映画祭の主催者に感謝。スタジオジブリについては、「40年前、宮崎駿監督、高畑勲監督と共に、子どもから大人までどの年齢層の人にとってもハイレベルでハイクオリティなアニメを届けたいという思いから設立しました」「ここまで大きな組織になるまでには、本当に長い道のりがありました」とふり返っている。「宮崎監督も私もかなり年を取りましたが、今後も当社はスタジオジブリの精神を受け継いだスタッフたちによって、新しいチャレンジに挑戦していくはずです」とスタジオを牽引していく次世代のスタッフに期待を寄せた。カンヌ国際映画祭は、早い時期からアニメ映画の進展を見守ってきた。ディズニーの短編アニメや『ダンボ』『ピーター・パン』などを上映し、1973年にはルネ・ラルー監督のアニメ映画『ファンタスティック・プラネット』が審査員特別賞を受賞。それからしばらくの時を経て、2000年代に入ると同映画祭でのアニメ熱が再燃する。『シュレック』『シュレック2』『マイ・エレメント』『ロボット・ドリームズ』などが上映され、2016年にはスタジオジブリが初めてヨーロッパの製作会社と組んで作った『レッド・タートル ある島の物語』も披露された。第77回カンヌ国際映画祭は5月14日~25日まで開催。ジョージ・ルーカス監督も名誉パルム・ドールを受賞することが発表されている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年04月18日2024年4月17日、同年5月に開催する世界三大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭で、アニメ制作会社『スタジオジブリ(以下、ジブリ)』が『パルム・ドール』を受賞することが分かりました。同映画祭が発表した内容によると、団体への同賞の授与は、今回が初めてだといいます。『パルム・ドール』といえばカンヌ国際映画祭において、最高賞に値するもの。邦画の中では2018年公開の『万引き家族』が受賞したことが、記憶に新しいですよね。ジブリにその栄誉が称えられるのは、代表作『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』をはじめとした数ある名作が、世界中から絶大な評価を受けている証といえるでしょう。産経ニュースによると、ジブリのプロデューサーを務める、鈴木敏夫さんは「心から光栄に思い、嬉しく思います」とコメントしていたとのこと。突然の大発表に、ネットでは世界中の『ジブリファン』から歓喜の声が相次いでいます。・これは素直に喜ばしいことだと思います!・受賞おめでとうございます。日本人として、ジブリを誇りに思います。・日本人だけでなく、世界中の人がジブリの魅力を理解してくれているのは嬉しい。1985年の設立以来、名作を生み出し続け、世界中に支持される、ジブリ。『パルム・ドール』を受賞してもなおその勢いは止まることなく、世界中に新たな感動を与え続けてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年04月18日河合優実主演、山中瑶子監督作『ナミビアの砂漠』がカンヌ国際映画祭・監督週間に正式出品されることが決定した。本作は、2017年の『あみこ』で話題をさらった山中瑶子監督の最新作。偶然『あみこ』をニューヨークの映画祭で観た坂本龍一もその才能に惚れ込み、「60年代初頭に登場したヌーヴェル・ヴァーグの映画のような軽さと滑稽さ、痛さとテンポが感じられる。今後の作品が楽しみだなあ」とコメントを寄せており、撮影当時僅か19歳という若さで務めた初監督作品は、各国映画祭でも大きな注目を集めた。あれから7年、本作『ナミビアの砂漠』は山中監督の本格的な長編第一作となる。山中瑶子監督主役に抜擢されたのは、2021年に公開された『由宇子の天秤』、『サマーフィルムにのって』の演技で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、テレビドラマ「不適切にもほどがある!」でも話題を集めた河合優実。彼女もまた、『あみこ』を観て衝撃を受けた一人。公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという。そしてついに、本作でその思いが叶えられることとなった。河合優実まさに新時代の若き才能溢れる2人の夢のタッグが実現した本作。第77回カンヌ国際映画祭監督週間より正式招待を受け、世界の舞台に立つ。本作の公開は、2024年を予定している。<山中瑶子監督 コメント>あのときのわたしたちでしか作れなかった、この苦しくて自由で愛おしい映画の旅が、ラディカルな監督週間からスタートすることをうれしく思います。お目が高い!!スタッフ、キャスト全員が天才的でした!関わり、見守ってくださった皆さまに大きな感謝と敬意でいっぱいです。そして主演、河合優実さんの圧倒的な身体の煌めきよ!毎カットご褒美のように撮っていました。ひと足早く見ていただけるカンヌの観客の皆さんの反応が楽しみです。<主演・河合優実 コメント>心の底から嬉しいです。映画に実りをもたらし続けてきたカンヌの景色を、この作品と共に見られることに、胸の内がキラキラ燃えています。山中瑶子監督を信じて良かったです。信じて作れば絶対に豊かなもの ができるし、伝わるはずだ、と思い続けていました。同じように、監督や、映画のことを信じていた人が沢山いました。一緒に映画を作った皆さんの顔が早く見たい思いでいます。この巡り合わせに感謝しています。世界に届くことがとにかく楽しみです。『ナミビアの砂漠』は2024年公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月16日5月14日から開催される第77回カンヌ国際映画祭で、ジョージ・ルーカス監督が名誉パルム・ドールを受賞することが明らかになった。ルーカス監督は5月25日の閉会式で表彰を受ける。これまでの名誉パルム・ドールの受賞者には、ハリソン・フォード、マイケル・ダグラス、クリント・イーストウッド、カトリーヌ・ドヌーヴらがいる。同映画祭のX公式アカウントは、ルーカス監督を「ハリウッド映画界の巨匠で、『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズの監督、脚本家、プロデューサー」と紹介。「素晴らしいエンターテインメントとイノベーション、そして神話、現代性、映画愛、テクノロジーを結びつけることに成功しました」と称えた。ファンは「何と言っても『スター・ウォーズ』の始祖なんだからすべての賞の受賞資格がある!」「フォースと共にあらんことを!」「本物のレジェンド」「おめでとうございます!」と祝福している。ルーカス監督は、「カンヌ国際映画祭は常に私の心の中で特別な場所を占めてきました。私のデビュー作『THX 1138』が、初監督作品を上映するための監督週間と呼ばれる新しいプログラムに選ばれた時は驚き、大喜びでした」と映画祭とのつながりをふり返った。「それ以来、私は脚本家、監督、プロデューサーという様々な立場で何度も映画祭に戻ってきました。このような特別な評価をいただくことは本当に光栄ですし、私にとって大きなことです」と名誉パルムドール受賞の決定に喜びを語った。(賀来比呂美)■関連作品:スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)4K 2024年5月3日より全国25劇場にて公開©2024 Lucasfilm Ltd.
2024年04月10日5月14日から25日まで開催される第77回カンヌ国際映画祭で、オープニング作品にレア・セドゥ主演作『Le Deuxiéme Acte(原題)』が選ばれた。14日に同映画祭でワールドプレミアを迎え、同日フランス国内で公開開始となる。本作のメガホンを取ったのは、『地下室のヘンな穴』『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のカンタン・デュピュー。デュピュー監督の最近の作品には、シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリを題材にした2023年のコメディ『Daaaaaalí!(原題)』がある。同作はヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門で上映され、話題になった。「Variety」誌によると、『Le Deuxiéme Acte』にはレアのほか、ヴァンサン・ランドン(『ティエリー・トグルドーの憂鬱』)、ルイ・ガレル(『ドリーマーズ』)らが出演している。映画のジャンルはフレンチ・コメディで、内容は「フローレンス(レア)は大好きなダヴィッドを父ギョームに紹介したがっている。しかしダヴィッドはフローレンスに惹かれておらず、友人のウィリーに押し付けたい。4人は人里離れたレストランで会うことになり…」と紹介されている。本作がカンヌ国際映画祭のオープニング作品に決定したことに、ファンは「レアはカンヌの女王!」「おめでとうございます、キング(デュピュー監督)!あなたにはこんな栄誉ある立場がふさわしい」と喜びのコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)
2024年04月04日ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス:フュリオサ』が、今年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎えることが明らかになった。同映画祭のX公式アカウントが発表した最高賞のパルム・ドールを競うコンペティション部門ではなく、アウト・オブ・コンペティションの作品として5月15日、リュミエール劇場で上映される。メインキャストのアニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、トム・バークが出席するという。前作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も本作と同じく、9年前にカンヌでワールドプレミア上映され、その後世界中で大ヒット。作品としての評価も高く、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む10部門にノミネートされ、美術賞、編集賞など最多6部門受賞を果たした。本作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの若き頃に焦点を当てた映画。同役をシャーリーズに代わり、アニャが演じている。昨日、予告編が世界一斉解禁となり、「すでに大傑作の予感」「高揚感がすごい」とファンの期待が高まっている。第77回カンヌ国際映画祭は5月14日から25日まで開催予定。『マッドマックス:フュリオサ』の公開日は全米では5月24日、日本でも5月を予定している。(賀来比呂美)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDマッドマックス:フュリオサ 2024年5月、全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年03月22日今年、世界興行収入が14億ドルを超す大ヒット作『バービー』を生み出したグレタ・ガーウィグ監督が、来年のカンヌ国際映画祭の審査員長に決まったことが分かった。アメリカ人女性監督が同映画祭で審査員長を務めるのは初めて。これまでの女性審査員長にはジェーン・カンピオン監督(ニュージーランド出身)、俳優のオリヴィア・デ・ハヴィランドがいる。また、現在40歳のガーウィグ監督は、同映画祭史上2番目に若い審査員長でもある。最年少は1966年に31歳で審査員長を務めたソフィア・ローレン。昨年の審査員長は、リューベン・オストルンド監督(『逆転のトライアングル』)だった。ガーウィグ監督は、「私は映画が大好きです。作るのも、観に行くのも、映画について話すのも大好き。熱狂的な映画ファンとして、カンヌは映画という普遍的な言語の最高峰にあると思います」「カンヌ国際映画祭の審査員長を務めることになり、驚き、興奮し、身の引き締まる思いです。これから私たちみんなにどんな旅が待っているのか、待ちきれません」とコメントしている。『バービー』は、来年1月7日に開催されるゴールデングローブ賞で最多9ノミネートを果たした。アカデミー賞へのノミネートも確実視されている。(賀来比呂美)
2023年12月15日映画『ポトフ 美食家と料理人』 が、2023年12月15日(金)より全国順次公開される。同作品は、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。カンヌ国際映画祭最優秀監督賞受賞作品映画『ポトフ 美食家と料理人』は、19世紀末のフランスを舞台に、料理への情熱で強く結ばれた美食家と料理人の愛の物語を紡いだ感動作。新たなるグルメ映画の⾦字塔として、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞に輝き、第96回アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表に選出された作品だ。名匠トラン・アン・ユンが紡ぐ、天才料理人と美食家による愛の物語メガホンを取ったのは、繊細な映像美で高く評価されてきた監督、トラン・アン・ユン。『青いパパイヤの⾹り』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール、『シクロ』でヴェネチア国際映画祭⾦獅⼦賞を受賞した名匠トラン・アン・ユンが愛と⼈⽣を味わう感動の物語を描き出す。名優ジュリエット・ビノシュが天才料理⼈に出演は、フランスの名優ジュリエット・ビノシュとブノワ・マジメル。全⾝全霊をかけて厨房に⽴つ料理⼈と、料理へのまっすぐな情熱をそぞぐ美⾷家を演じる。ウージェニー…ジュリエット・ビノシュプロとして矜持を持って⽣きる天才料理⼈。ドダンが閃いたメニューを完璧に再現し、極上の料理によって⼈々を驚かせてきた。ドダン…ブノワ・マジメル〈⾷〉を追求し芸術にまで⾼めた美⾷家。ウージェニーへの切なく揺れる想いを抱える。彼女に何度目かのプロポーズをするが、ウージェニーはキスで答えるだけ。しかし⼆⼈の絆は強く結ばれている。ミシュラン3つ星シェフのピエール・ガニェールが監修映画『ポトフ 美食家と料理人』は、ミシュラン3つ星シェフのピエール・ガニェールが料理を完全監修しているのも見どころの1つ。前衛的かつ独創性と芸術性に満ちた料理から“厨房のピカソ”と称されるピエール・ガニェールによる極上メニューが次々と登場する。劇中では、ピエール・ガニェール本人がシェフ役として登場するシーンもあるので、ぜひチェックしてみてほしい。また、“食”という芸術を捉えるためのこだわりが、随所に散りばめられているのもポイント。調理過程を1台のカメラで撮影したり、劇伴を使うことなく魚や肉を焼いたり煮たりする音を音響効果と捉えたり、自然光をメインの照明としたり……と、食材が“究極のひと⽫”へと進化を遂げる様⼦を美しく描き出している。なお、映画『ポトフ美食家と料理人』では、肉、魚、野菜、バターなど使用する材料も出来上がった料理も全て本物。カットがかかってもあまりの美味しさに俳優たちはお皿を手放さずに食べ続けていたという。監督は、「2人とも実生活でも美食家で料理が得意なので非常に細かいところまで表現していて、さらに積極的に自分の役に取り組んでくれて、とても仕事がしやすかった」と振り返っている。映画『ポトフ 美食家と料理人』あらすじ舞台は19世紀末フランスの片田舎。シャトーで暮らす美⾷家のドダンと天才料理⼈のウージェニーの2⼈が⽣み出した料理は、⼈々を驚かせ、その類まれなる才能への熱狂はヨーロッパ各国にまで広がっていた。そんなある日、ドダンはユーラシア皇太⼦から晩餐会に招待される。豪華なだけで論理もテーマもない⼤量の料理に退屈するドダンは、家庭料理で皇太⼦を魅了できるか挑戦することに。トライするのは、最もシンプルな料理“ポトフ”。だが、そんな中、ウージェニーが倒れてしまう。ドダンは⼈⽣初の挑戦として、すべて⾃分の⼿で作る渾⾝の料理で、愛するウージェニーを元気づけようと決意するのだが……。【作品詳細】映画『ポトフ 美食家と料理人』公開日:2023年12月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋⾕宮下、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開監督:トラン・アン・ユン脚本・脚⾊:トラン・アン・ユン出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル料理監修:ピエール・ガニェール配給:ギャガ(ギャガロゴ)原題:La Passion de Dodin Bouffant字幕翻訳:古⽥由紀⼦©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
2023年10月19日5月16日から27日にかけて開催された第76回カンヌ国際映画祭は、実力派監督たちの新作が期待に応え、日本映画も受賞するなど、今年も多くの話題を提供した。有名監督作が多いカンヌだが、実は若手監督の発掘にも余念が無い。有名監督を称揚しつつも、若手監督の応援にこそ映画の未来がかかっていることは自明だからだ。そして今年はアジアの若手が目覚ましい結果を残しており、そのいくつかを紹介してみたい。カンヌ映画祭には、「コンペティション」を始め、「ある視点」、「監督週間」、「批評家週間」といった並行部門が存在し、作品賞や監督賞などの各賞はその部門内で行われるのが通常である。例外となるのが新人賞の「カメラドール」で、各部門の新人監督作品が横串で対象となる。言い換えれば、新人監督作品(長編1本目)は、どの部門に入っても「カメラドール」候補となる。そして2023年の「カメラドール」を受賞したのが、「監督週間」に出品されたベトナムの『Inside the Yellow Cocoon Shell』という作品である。ティエン・アン・ファム監督は1989年生の男性で、ホーチミン市で情報工学の学位を取得した後に映画作りに転じたとのことだが、長編第1作は抒情と詩情と謎に満ち、特異な美しさに溢れている。ティエン・アン・ファム監督 Photo by Kristy Sparow/Getty Images義姉の事故死を知った青年が、彼女の棺を故郷の村に届けに行くことになる。その旅は、義姉の失踪した元夫である青年の兄を探す旅でもあった…。という物語。青年が都会からベトナムの辺境地へと入っていく過程を描くロードムービーであり、荘厳な景観にしばしば息を飲む。しかし、息を飲むのは景観の美しさだけでなく、義姉の故郷の村に根付くキリスト教信仰を描く際の繊細さであり、摩訶不思議な登場をする動物たちの描写であり、そして兄や昔の恋人など、失われた者たちとその理由を掴もうとする青年の心象風景を映し出すキャメラの見事な動きである。『Inside the Yellow Cocoon Shell』(C) APOLLO非常にゆっくりとした進行のリズムが、本作の大きな特徴となっている。ワン・ビン監督やラヴ・ディアス監督など、一般的な映画の上映時間を超越した「スローシネマ」を手掛ける監督がアジアで強い存在感を放っているが、3時間超の本作はそれら監督たちの影響下にあると見てもいいかもしれない。物語はある程度リニアな形で進行するものの、途中でベトナム戦争を戦った老兵士の語りが入ったり、主人公青年の過去の経験のフラッシュバックが一瞬それとは分からない形で挿入されたり、ドキュメンタリー的なパートや神秘的なパートなどを交えながら作品は自在に脱線する。確固たる現実と揺れる魂とが拮抗し、静かで緩やかな大河のようなスケールを備えた作品だ。豊かな詩情や、アジアの森の奥に漂う神秘性や、純度の高いアート性などから、アピチャッポンやラヴ・ディアスの後継となり得る存在がベトナムから出現したという印象を強く抱かせる。納得の「カメラドール」受賞である。カンヌの「批評家週間」は、長編2本目までの監督を対象とする若手の登竜門的部門であるが、この部門内の長編コンペで作品賞を受賞したのが、『Tiger Stripes』というマレーシアの作品。アマンダ・ネル・エウ監督は1985年クアラルンプール生まれの女性で、ロンドンで映画を学び、短編で経験を積んでから初めて手掛けた長編が本作であるとのこと。アマンダ・ネル・エウ監督Photo by David M. Benett/Jed Cullen/Dave Benett/Getty Imagesマレーシアの田舎に暮らす12歳の少女が初めての生理を経験し、そこから体に異変が起きてくる。しかしそれは第二次性徴のそれとは異なっており、剛毛が生えたり爪が剥がれたりするなど、どうやら獣化しているらしいのだ。学校の友人関係も悪化し、やがて生徒間では謎の集団ヒステリーが発生し、その「呪い」を鎮めるための専門家が連れて来られる…という物語。『Tiger Stripes』(C) APOLLOかなりユニークな内容なので、要約は難しいというか、野暮だろう。ダンス動画を撮るなど現代的で活発だった少女に異変が起きていく様子は、学園ものとホラーと少しコミカルな要素も交じり、映画がどこに向かうのか安易な予想を許さない面白さがある。そして、本作には現在の映画が最も重視する数々の主題が隠喩として込められていることが明白だ。12歳という自我が芽生える時期を背景に、女性の体と意思を巡るアイデンティティの問題が語られ、様々な抑圧からの叫びが獣化を通じて発せられる。この重要なイシューをエンタメ要素もあるユニークな寓話に盛り込んだ監督の技量は実に頼もしい。女性の監督による作品を積極的に紹介しようという動きは、ここ数年の世界の映画祭において顕著である。1960年代から活動するジェーン・フォンダは、カンヌのクロージング・セレモニーに登場し、今年の最高賞「パルムドール」が女性のジュスティーヌ・トリエ監督作品『Anatomy of a Fall』に授与されたことを祝福し、女性の監督による作品がカンヌで増えてきた事実を(60年代からは考えられない)喜ばしい変化だとスピーチで強調した。ジュスティーヌ・トリエ監督Photo by Kristy Sparow/Getty Imagesアジアでもその動きは活発となるべきだろうし、マレーシアのアマンダ・ネル・エウ監督の受賞は刺激になるだろう。そして「監督週間」部門では、中国から女性の新人監督作がエントリーを果たしている。96年生のカン・ジハン(Zihan Geng)監督による『A Song Sung Blue』は、受賞こそならなかったものの、15歳の少女を主人公とする苦くも普遍的な思春期の終わりを鮮やかに描き、アジア映画の若き勢いがここでもはじけていた。『A Song Sung Blue』(C) APOLLOベトナム出身のフランス人、トラン・アン・ユン監督が『青いパパイヤの香り』で「カメラドール」を受賞したのが1993年。その30年後となる2023年、トラン・アン・ユン監督はコンペで監督賞を受賞した。その同じ年にベトナムの監督が「カメラドール」を受賞したことに不思議な巡り合わせを感じてしまう。Photo by Pascal Le Segretain/Getty Imagesアジア映画のプレゼンスが必ずしも高いわけではないカンヌにおいて、今後も若いアジア映画人の台頭が続くことを期待せずにいられない。(矢田部吉彦)
2023年06月06日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで開催していた第76回カンヌ国際映画祭。5月27日(現地時間)にカンヌ国際映画祭のクロージング セレモニーにて、是枝裕和監督作品「怪物」の主演女優を務めた女優の安藤サクラがシャネルを纏い登場しました 。©CHANEL©CHANEL女優の安藤サクラは、2022/23年秋冬 オートクチュール コレクション ルック34から、ブラック シークインとシルクチュールが印象的なロング ドレスを着用し、ハイジュエリー<コレクション 1932>より、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの「 プリュイ ドゥ コメット」リング、ハイジュエリー<コメット>より、18Kホワイトゴールドとダイ ヤモンドの「コメット コレクション」リング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの「リュバン ドゥ シャネル」イヤリング、シャネルのシューズをコーディネートしました。Photo by Virgile Guinard/©CHANELPhoto by Virgile Guinard/©CHANEL
2023年05月30日俳優の役所広司が27日(日本時間28日未明)、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。役所は、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが新たに手がけた東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画『PERFECT DAYS』に主演。インタビューでは「平山の暮らしぶりをイメージさせる様な環境を監督が整えてくださった」と明かしており、25日の公式上映では約10分間のスタンディングオベーションにつつまれ、観客からも本作への大きな評価を得ていたという。最優秀男優賞に選ばれた役所は、壇上にて「こうやってこんな華々しいカンヌ映画祭でスピーチをするのはあんまり好きじゃない」と微笑み、製作の柳井康治をはじめ、監督のヴィム・ヴェンダース、脚本の高崎卓馬、そして製作スタッフ、キャスト、事務所のスタッフ等、一人一人に心のこもった感謝の意を表した。また、直後に行われた日本の記者向け取材で役所は「この賞に恥じないように頑張らなきゃな」と心情を明かし、海外へ出演について話が及ぶと「自分の表現が役に立つような良い作品があれば参加したいとは思っています。基本的には、自分たちの国の映画で、世界中の人たちに楽しんでもらえるのが、一番の早道かな」と語った。第50回カンヌ国際映画祭にて、主演作『うなぎ』(今村昌平監督作)がパルムドールを受賞していた役所だが、最優秀男優賞は初の受賞となる。『PERFECT DAYS』はエキュメニカル審査員賞も受賞した。(c)Kazuko Wakayama
2023年05月28日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで、今年も5月16日から27日まで開催している第76回カンヌ国際映画祭。ソン·ジュンギとピエール·ガスリーがルイ·ヴィトンを着用して出席しました。映画『Hopeless』のフォトコールに、ソン·ジュンギ(Song Joong Ki)が、ルイ·ヴィトンの刺繍が施されたネイビーのブレザーにホワイトデニムパンツ、ネイビーのTシャツにチェルシーブーツを合わせて登場。©LOUIS VUITTONレーシングドライバーのピエール·ガスリー(Pierre Gasly)は、シングルブレストジャケット、タキシードパンツ、イブニングシャツ、レザーローファーを着用して登場。また、ルイ·ヴィトンのハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったブローチを合わせました。©LOUIS VUITTONルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年05月28日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで、今年も5月16日から27日まで開催している第76回カンヌ国際映画祭。日本の是枝裕和監督他、豪華セレブリティがアルマーニを身に纏い登場しました。2018年に「万引き家族」でパルムドールを受賞した是枝監督は、昨年は韓国映画「ベイビー・ブローカー」を出品し、今年「怪物」で2年連続のコンペティション部門ノミネートとなりました。レッドカーペットにはジョルジオ アルマーニ メイド トゥ メジャーのタキシードを着用し登場しました。国際映画祭常連の是枝氏の貫禄のある着こなしにも熱い視線が集まりました。Hirokazu Koreeda_SGP/Courtesy of GIORGIO ARMANI同作品に主演として出演する柊木陽太さんは、エンポリオ アルマーニ ジュニアのブラックタキシードを初々しく着こなし、プレスインタビューでもエンポリオ アルマーニ ジュニアのスーツを着用しました。Hinata Hiiragi_SGP/Courtesy of GIORGIO ARMANIアルマーニ ビューティの初のグローバルアンバサダーでもあるCate Blanchett(ケイト・ブランシェット)は、「スウィート・カントリー」で知られるオーストラリア人監督ワーウィック・ソーントンの新作「The New Boy(原題)」に、修道女役で主演として出演し、プレスインタビューにてジョルジオ アルマーニの23FWの新作を大女優ならではの風格と気品で颯爽と着こなしました。Cate Blanchett_Con Cornice/Courtesy of GIORGIO ARMANI名匠マーティン・スコセッシ監督の最新作「Killers of the Moon(原題)」に出演している、Robert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)、Robbie Williams(ロビー・ウィリアムズ)は、スコセッシ監督と共にジョルジオ アルマーニのタキシードを着用。Martin Charles Scorsese & Robert De Niro_Getty Image/Courtesy of GIORGIO ARMANIRobbie Williams_45/Courtesy of GIORGIO ARMANIそして先シーズの広告ビジュアルにも起用されたイリーナ・シェイク(Irina Shayk)は、ネイビーカラーでスカートのチュールのラッフルデザインが美しいジョルジオ アルマーニ プリヴェを着用。Irina Shayk_45/Courtesy of GIORGIO ARMANIモデルのアレッサンドラ・アンブロジオ(Alessandra Ambrosio)は、シルエットが美しいジョルジオ アルマーニの1994年のヴィンテージのドレスをそれぞれ着用して登場し、ひと際会場を沸かせました。Alessandra Ambrosio_45/Courtesy of GIORGIO ARMANIスコセッシ作品がカンヌで上映されるのは、パルムドールにノミネートされ、監督賞を受賞した1985年の「アフター・アワーズ」以来とあって、出演者にも注目が集まりました。映画に出演しているセレブリティだけでなく、シチリア王国のプリンセス マリーア=カロリーナ・ディ・ボルボーネ=ドゥエ・シチリエ(Maria Chiara e Maria Carolina di Borbone )もエクリュカラーの全身がラッフルデザインのワンショルダーのジョルジオ アルマーニのドレスを可憐に気着こなし、会場に華を添えました。Maria Chiara e Maria Carolina di Borbone_Gettty Image/Courtesy of GIORGIO ARMANI映画作品はもちろん、数ある映画際の中でもセレブリティの着用衣装に大きな注目が集まるカンヌ国際映画祭。アルマーニの歴史にとって映画との関係は非常に深く、その関係は切っても切り離せないものです。カンヌ国際映画では、今後も日本人を含む数多くのセレブリティがアルマーニの衣装に身を包みレッドカーペットに登場予定ですのでご注目ください。【ジョルジオ アルマーニ】1975年にミラノで誕生したブランド。デザイナーはジョルジオ・アルマーニ。ソフト仕立てのアンコンストラクテッド・ジャケットという画期的なジャケットを発表したことでファッション界に革命を起こし、以来、虚飾を排した本質的なスタイル、エレガントかつモダンで洗練されたデザインを提案しつ続けています。現在、ジョルジオ アルマーニのスーツやドレスは世界中のセレブリティに着用されておりレッドカーペットなどの場にも多く登場しています。お問い合わせ:ジョルジオ アルマーニ ジャパン03-6274-7070
2023年05月25日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで、5月16日から27日まで開催している第76回カンヌ国際映画祭。ショーメのジュエリーを纏ったセレブリティがレッドカーペットを賑わせました。Courtesy of CHAUMET俳優のブランドン・フリン(Brandon Flynn)は「トルサード ドゥ ショーメ」コレクションのブローチを纏い、登場。Courtesy of CHAUMET「トルサード ドゥ ショーメ」コレクションブローチ490万6,000円(税込)Courtesy of CHAUMETモデルのロレナ・レイ(Lorena Rae)はハイジュエリー「オンドゥ ゼ メルヴェイユ ドゥ ショーメ」コレクションの「ス ル ソレイユ」ネックレスを纏い、マーティン・スコセッシ監督の映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のプレミアに登場。Courtesy of CHAUMET「オンドゥ ゼ メルヴェイユ ドゥ ショーメ」コレクション「ス ル ソレイユ」ネックレス10,989万円(税込・参考価格)お問い合わせ:ショーメTEL:03-5635-7057WEBサイト : : : : @chaumetofficial
2023年05月24日第76回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア」部門に出品されている映画『首』の北野武監督、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が、現地時間5月23日(火) に行われたフォトコール、レッドカーペットアライバル、そして公式上映に登壇した。北野監督が30年もの長きにわたって温めていた『首』は、巨匠・黒澤明が生前「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と期待していた念願の企画。“本能寺の変”が、戦国武将や忍、芸人や百姓といった多彩な人物の野望や裏切り、運命とともに描かれ、キレ味抜群のバイオレンスと笑いをはじめとした北野ワールドのエッセンスが詰まった作品だ。公式イベントの前日、5月22日(月) にはフランスのカンヌにあるラ・スイート サンドラ&コーで、北野監督を筆頭に6人揃ってメディアの前に登場。そこで北野監督は「映画人にとってカンヌ映画祭はステータス。ここに来られただけでも光栄」と喜びを見せた。西島は「20年前に『Dolls』で、北野監督にベネチア国際映画祭に連れて行って頂いて、今回は初めてのカンヌ映画祭に連れて来て頂いた。映画の祭典として大きなイベントだと改めて感じましたし、大きな経験として学んで帰りたい」と、初めてのカンヌへの期待を語る。(C)若山和子加瀬は「最初に来た時の印象と今回は随分違って、より盛り上がりを感じている。北野監督の新作で、皆で来られて嬉しい」と歓喜。中村は「僕は初めてのカンヌで、昨日着いてすぐに大森さんとこの辺を散歩して、夜中までえらい盛り上がりだった」と現地の雰囲気を伝え「これから上映会もあり非常に楽しみ。連れて来て頂いて光栄です」と初のカンヌの雰囲気を噛み締めた。浅野は「今回監督の作品で来れた事が嬉しいですし、また強烈な作品でご一緒出来て嬉しい」と、前回は大島渚監督の『御法度』で役者として参加した北野と訪れたカンヌを想起し、「同世代の俳優で来られて本当に嬉しい」とコメント。大森は「僕も北野監督の作品で初めて来られて嬉しくて、楽しみでした」と語り、キャスト陣も北野監督と一緒にカンヌの地に降り立つことができ、感無量の様子で喜びを語った。翌23日(火) 15時頃、同じくカンヌにあるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレに集まった6人。カンヌの青空に映える、真っ白なジャケットをまとった北野監督をはじめ、爽やかなカンヌの様相に相応しい装いで登場。各国の報道陣を前に6人は堂々たる表情で撮影に応じ、時折談笑するなど終始リラックスした様子を見せた。(C)若山和子その後、20時頃にレッドカーペットが敷かれた会場に移動。会場前の石畳には数多くの映画スターの手形が残され、その中には黒澤明のものも。そんな歴史ある場所に訪れた6人はフォトコールでのカジュアルな装いとはうって代わり、北野監督を筆頭にタキシードと、中村は紋付袴姿の正装で登場。北野監督は『アウトレイジ』以来13年ぶりのカンヌということもあり、貫禄たっぷりに堂々と歩き、「キタノー!」という熱狂的なファンの歓声に手を振る姿も。そしてカンヌ国際映画祭代表のティエリー・フレモー氏と熱い抱擁を交わし、カンヌの地での再会を喜び合った。(C)若山和子そしてドビュッシー劇場で日本実写作品として初の選出となる「カンヌ・プレミア」部門としての公式上映、世界最速上映となるワールドプレミアが開催された。公式上映のチケットは発売されるやいなや即完売。場内には1,068席を埋め尽くす満員の観客が駆けつけ、改めて本作への期待の高さがうかがえる。そして北野監督とキャストたちが姿を現すと、会場は総立ちとなり割れんばかりの拍手で迎え入れた。約141分にもおよぶ本作の終盤、エンドロールに北野監督の名前がスクリーンに映し出されるやいなや、早くも場内からは惜しみない拍手と歓声が巻き起こり、上映が終了するとドビュッシー劇場を埋め尽くした観客による約5分にもおよぶスタンディングオベーションが贈られた。(C)若山和子異様な熱気に包まれた会場と観客の熱量に感謝しながら、北野監督は「今度はもっと良い作品作ってまた来ます」と照れくさそうにコメントした。そして『首』を激賞した観客からも「とても面白かった。笑えました。こういう北野武のユーモアはとても好きです。本当に映画、最高でした」、「サンキューソーマッチ、北野武!」といった興奮を隠しきれない様子の熱いコメントも届いた。その後場所を移し、ヴィラ デ ミニストルで改めて作品が世界に羽ばたいた感想を聞かれた北野監督は「編集やりながらずっと見てたので、寝ちゃうかなと思っていたけど……久々に大画面で見てまぁまぁかなって感じ(笑)」と照れ笑いで答えつつ、「ここに居る役者さんたちには本当によくぞやって頂きました。ありがとうございました」と改めて感謝を述べると一同恐縮する場面も。西島は「何度か映画祭で上映に立ち会っていますが、本当に素晴らしい上映で感動しています。観客の皆様が集中して笑いながら観て下さって胸がいっぱいです」と、観客から贈られたスタンディングオベーションの感動を振り返った。加瀬も「映画が始まる前から、監督が物凄い熱気で迎えられているのも本当に素晴らしくて、上映中のリアクションも良くて、上映後の拍手にも熱気がこもっていたので楽しんで頂けたんだと実感しました」と手応えを話した。中村は「フランスの方々が、役者がアドリブで演じたシーンにも思った以上の笑いが起きて、びっくりと同時に嬉しかったです」と安堵した様子で語ると、大森も「この熱気に凄く感動した。アドリブの所はウケなかったらどうしよう、と心配でしたが、しっかりウケていてホッとしながら見ていました」と安堵の様子でコメント。浅野は「(鑑賞は)2度目でしたが、新たな発見と楽しめるポイントも沢山あって、途中からはお客さんと一緒に笑って見ていて、なんだか家族と一緒に見ているような気持ちになりました」と改めて本作の魅力を感じながら特別な想いに浸っていた。最後に北野は「映画はとにかくお客様あっての話。実際カンヌで暖かく受け止めてもらえたので、日本のお客さんも同じように受け止めてくれたら幸い」と、日本のファンに向けてメッセージを残した。(C)若山和子また、本作の公開日が11月23日(木・祝) に決定。さらにプロモーション映像が公開された。映画『首』プロモーション映像<作品情報>映画『首』11月23日(木・祝) 公開映画『首』ティザービジュアル (C)2023KADOKAWA (C)T.N GON Co.,Ltd.公式サイト: (C)T.N GON Co.,Ltd.
2023年05月24日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで、今年も5月16日から27日まで開催している第76回カンヌ国際映画祭。バレンシアガを纏った多くのセレブリティがレッドカーペットを賑わせました。イスルト(Yseult)イスルトはバレンシアガ 2023年冬コレクションの LOOK 52 のカスタムメイドを着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaヘレナ クリステンセン(Helena Christensen)ヘレナ クリステンセンは、バレンシアガ 23年春コレクションの LOOK 7 を着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)バレンシアガのカスタム クチュール ドレスを着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaイザベル・ユペール(Isabelle Huppert )バレンシアガ2023年冬コレクションの LOOK 51 を着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaノ・ユンソ(Roh Yunseo)バレンシアガの51st クチュールコレクションのLOOK 15を着用Courtesy of Balenciagaレナータ・リトヴィノヴァ(Renata Litvinova)バレンシアガの51st クチュール コレクションの LOOK 50 を着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaフランソワ=アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)バレンシアガのカスタムメイド・トゥ・メジャーのタキシードスーツを着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaアルトン・メイソン(Alton Mason)バレンシアガの51st クチュール・コレクションのLOOK 47を着用Courtesy of BalenciagaCourtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaお問い合わせ:バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136URL:balenciaga.com(※5月27日更新)
2023年05月23日第76回カンヌ国際映画祭の記念式典開会式にカトリーヌ·ドヌーヴ(Catherine Deneuve)が、ルイ・ヴィトンを着用して出席しました。©LOUIS VUITTONドレープスリーブのディテールとネックラインのクリスタル刺繍が特徴的なネイビーブルーダブルシルクジョーゼットのカスタムドレス、同じくネイビーブルーのパンプスと、シルバーのエピレザークラッチを着用しました。ルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年05月21日第76回カンヌ国際映画祭に、イギリスの女優、ジェンマ·チャン(Gemma Chan)が特別に制作されたケープ付きの刺繍入りホワイトシルクオーガンザドレスを纏い出席しました。また、ルイ·ヴィトンのハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールド、サファイア、ダイヤモンドのイヤリングとブレスレット、ホワイトゴールドとダイヤモンドのリングを着用しました。©LOUIS VUITTONさまざまなサイズのマットで光沢のあるスパンコールが全体に刺繍された、ホルターネックドレスは、20,000個以上のスパンコールを刺繍し、約400 時間をかけて制作されました。スカートとケープ全体にスパンコールが刺繍され、背中を覆うケープはスカートと一体化したデザインになっており、フィットしたトップと、ボリュームのあるスカートの裾は同素材を使用しています。©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTONルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年05月19日16日(現地時間)、第76回カンヌ国際映画祭が開幕した。最高賞のパルムドールを争うコンペティション部門には、ウェス・アンダーソン監督の『アステロイド・シティ』、ケン・ローチ監督の『The Old Oak(原題)』、是枝裕和監督の『怪物』などの作品がラインアップ。オープニング作品にはジョニー・デップがアンバー・ハードとの裁判後、初めて出演したマイウェン監督の『Jeanne du Barry(原題)』が上映された。ルイ15世を演じたジョニーは上映後に観客から約7分のスタンディングオベーションを受け、目に涙をにじませた。開幕日のレッドカーペットには多くのセレブが来場した。ユマ・サーマンは元夫イーサン・ホークとの間にもうけた21歳の息子レヴォンを同伴し、貴重な親子ショットを披露。また、マイケル・ダグラスは妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズと20歳の娘キャリスと腕を組み注目を集めた。色やデザインは異なるが、母娘そろって「エリー・サーブ(Elie Saab)」のドレス、「サラ・フリント(Sarah Flint)」のシューズ、「ショパール(Chopard)」のジュエリーを身に着けるという仲良しコーデも見せた。ほかにもエル・ファニング、ポム・クレメンティエフ、ファン・ビン・ビン、審査員の一人を務めるブリー・ラーソンらのドレスが話題になった。(賀来比呂美)
2023年05月17日北野武監督最新作『首』が第76回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」で現地時間23日に世界最速ワールドプレミアとして上映されることになり、北野監督も登壇することが決定。これにあわせて、映画祭用に制作されたプロモーション映像が解禁となった。北野監督が初期の代表作の1本『ソナチネ』と同時期に構想し、30年もの長きに渡って温めていた本作は、巨匠・黒澤明が生前「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と期待していた念願の企画の映画化だ。“本能寺の変”が、戦国武将や忍、芸人や百姓といった多彩な人物の野望や裏切り、運命とともに描かれ、キレ味抜群のバイオレンスと笑いをはじめとした“北野ワールド”のエッセンスが全開する。そんな野心作に豪華&異色のキャストが集結。監督自らが“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を演じ、織田信長に複雑な感情を抱く明智光秀を西島秀俊が演じる。また、加瀬亮が狂乱の天下人・織田信長を怪演し、浅野忠信と大森南朋も秀吉を支える軍師・黒田官兵衛と弟の羽柴秀長をユーモアたっぷりに演じ切る。さらには、秀吉に憧れる百姓・難波茂助を演じる中村獅童が北野組に初参戦。他にも木村祐一、遠藤憲一、桐谷健太、小林薫、岸部一徳らが歴史上の重要人物に独自のキャラでなりきっている。カンヌ国際映画祭用に制作されたプロモーション映像は、不安げなピアノの旋律と共に、野ざらしにされた屍があまた転がっている戦場の様子が俯瞰で映し出されて始まる。血肉飛び散る“山崎の戦い”、そして燃え上がる本能寺……壮大なスケールと迫力が存分に味わえる映像となっている。さらに秀吉(ビートたけし)、光秀(西島秀俊)、信長(加瀬亮)、難波茂助(中村獅童)、黒田官兵衛(浅野忠信)、羽柴秀長(大森南朋)、曽呂利新左衛門(木村祐一)、荒木村重(遠藤憲一)、徳川家康(小林薫)、千利休(岸部一徳)といった日本映画界を代表する錚々たる俳優陣が登場。“新北野組”とも言える個性豊かな俳優たちの演技合戦にも期待は高まるばかりだ。『首』カンヌ国際映画祭用プロモーション映像『首』2023年秋公開(C)2023KADOKAWA (C)T.N GON Co.,Ltd
2023年05月03日今年のカンヌ国際映画祭のポスターが公開された。今回フィーチャーされているのはフランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴ。1968年公開『別離』の撮影時にコート・ダジュールで撮られた白黒写真(撮影:ジャック・ガロファロ)で、海を背景に微笑むカトリーヌが写っている。同映画祭は「1968年、コート・ダジュールにて。つかみどころがなく、大胆不敵、無遠慮。映画が決してやめるべきでないそういうものを体現しているのが、アイコンのカトリーヌ・ドヌーヴです。これは第76回カンヌ国際映画祭のポスターです。5月16日から27日まで、映画への愛を祝福しましょう」とカトリーヌについてつづった。カトリーヌとカンヌ国際映画祭のゆかりは深い。1994年には副審査員長を務め、2005年に名誉パルムドール、2008年に第61回特別賞を受賞した。出演作品が上映される機会も多く、何度もレッドカーペットに出席している。『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『真実』など多数の代表作を持つカトリーヌ。2019年に脳卒中を起こしてしばらく休養していたが無事に回復し、現在も俳優として活躍している。今年10月に80歳の誕生日を迎える。(賀来比呂美)
2023年04月20日ヴィム・ヴェンダース監督が役所広司を迎えて製作する『Perfect Days』(原題)が、第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが発表された。ヴェンダース監督がその趣旨・社会的意義に賛同した「THE TOKYO TOILETプロジェクト」。世界的に活躍する16名の建築家やクリエイターがそれぞれの個性を発揮し、2020年から渋谷区内17か所の公共トイレを新たなデザインで改修。現在までに、12か所が完成している。海外からも大きな注目を集めている同プロジェクト。ヴェンダース監督は、現在の東京、渋谷の街、THE TOKYO TOILETで改修された公共トイレを舞台に映像を製作。本作は、役所さんはじめ、日本人キャストを起用している。『Perfect Days』(原題)は日本公開未定。(cinemacafe.net)
2023年04月13日6月30日(金) に公開される映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が、三大映画祭のひとつであるカンヌ国際映画祭で特別招待作品として出品され、ワールドプレミアが開催されることが決定した。本作は、ハリソン・フォード演じる考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げるアドベンチャーシリーズの最新作。“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝を巡り、インディが因縁の宿敵・元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空で争奪戦を繰り広げる。共演には悪役フォラー役にマッツ・ミケルセン、新たな相棒ヘレナ役にフィービー・ウォーラー=ブリッジ、そして役どころは不明だがアントニオ・バンデラスも登場。さらに、シリーズ作品『レイダース/失われたアーク 《聖櫃》』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』にも出演していたジョン・リス=デイヴィスが三度サラー役で出演する。スティーブン・スピルバーグ監督と「スター・ウォーズ」シリーズを手掛けるルーカスフィルムがタッグを組み、監督は『フォードvsフェラーリ』(20) で米アカデミー賞の作品賞にノミネートを果たしたジェームズ・マンゴールドが務めた。マンゴールド監督は、カンヌ国際映画祭への参加について「1995年、監督週間の一環として初の監督作品を引っさげてカンヌ国際映画祭に出席したことは、とても光栄な事として心に残っています。あれから28年、『インディ・ジョーンズ』という大きなスペクタクルを携えて戻ってこられたことを誇りに思います。伝説のようなスタッフやキャスト、それに私も、全く新しい最後のインディ・ジョーンズの冒険を皆さんと共有できることに、とても興奮しています!」とコメントしている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」特報<作品情報>『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』6月30日(金) 公開『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ティザービジュアル (C)2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.監督:ジェームズ・マンゴールド製作:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、サイモン・エマニュエル製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス音楽:ジョン・ウィリアムズ出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセン
2023年04月04日株式会社インターナショナルパブリックアート(所在地:京都府京都市、代表取締役:八木ジン)は、インディーズ映画としては異例のカンヌ国際映画祭コンペティション部門への参加が決定している映画「WILD BOYS」制作のためのクラウドファンディングを、CAMPFIREにて2月24日より実施しています。本作はZak Baney監督がおくる、少年二人の冒険譚です。今回のクラウドファンディングで応援をしていただいた方のお名前がエンドロールに載るリターンをご用意しております。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト WILD BOYSは二人の男の子の物語■映画「WILD BOYS」のあらすじ本好きオタクの「マモル」とケンカ大好き不良の「コウガ」。それぞれに孤立しお互いだけが認めあう十三歳の二人。ある日、親に置き去りにされ児童養護施設に連れていかれることになったコウガ。彼を救いたいマモル。二人は、山に隠れて自給自足で生活する計画を立てる。少年たちを時に助け、時に立ちはだかる豊かな大自然。二人は助けあい、知恵をしぼり、降りかかる困難を乗りこえていく。大冒険の毎日は、現代っ子をワイルドボーイズに変えていく。忘れられない夏の冒険が、いまスタートする!Zak Baney監督*過去作品との違いカンヌ国際映画祭に出品経験があるZak Baney監督による最新作「WILD BOYS」は、インディーズ映画としては異例のコンペティション部門に参加します。*こだわり・強みHOLLYWOODでメインで使われているカメラ REDとCOMレンズなどを使った圧倒的映像美に加えて各種CMなどを担当してきたカメラマンとプロフェッショナルな音声。朝ドラや有名ドラマに出演履歴のある俳優陣で作る圧倒的クオリティのアドベンチャーインディーズ映画となります。いままでのCAMPFIREのプロジェクトでも、インディーズ映画でカンヌ国際映画祭へ行くことはとてもレアだと思います。日本のメタルバンド・劇中音楽は、Loudnessが担当 全米ビルボード100位内に入る快挙を成し遂げた■リターンについて(1) 10,000円/【個人スポンサー】映画WILD BOYSの個人スポンサーになれる権利です。映画のエンドロールに支援者としてお名前を掲載させていただきます。あなたのお名前を映画WILD BOYSでPRできます。★ポストカード(Thank youカード)付き★オリジナルWILD BOYS ステッカー付き★映画パンフレット付き※掲載するお名前を備考欄にご記入ください。※ニックネームでのご参加もできます。(2) 50,000円/【企業スポンサーベーシック】映画WILD BOYSの企業スポンサー(ベーシック)になれる権利です。映画のエンドロールに企業スポンサーとして企業名を掲載させていただきます。あなたの企業名を映画WILD BOYSでPRできます。(3) 150,000円/【企業スポンサースタンダード】映画WILD BOYSの企業スポンサー(スタンダード)になれる権利です。映画のエンドロールとパンフレットに企業スポンサーとして企業名を掲載させていただきます。企業ロゴなどを大きく取り上げます。あなたの企業名を映画WILD BOYSとパンフレットでPRできます。スポンサー様はWILD BOYSのロゴなどを使ってカンヌ国際映画祭に出品している映画に協力していることをアピール出来ます。★日本での試写会へのご招待権(2名分)付き!(2024年6月予定/場所:大坂予定)他、オリジナルグッズなどオリジナルグッズ→各種オリジナルグッズ発売予定■プロジェクト概要プロジェクト名: 【めざせ受賞】カンヌ国際映画祭出品作「WILD BOYS」を世界に配給したい!期間 : 2023年2月24日~3月30日(木)23:59URL : ■会社概要商号 : 株式会社インターナショナルパブリックアート代表者 : 代表取締役 八木ジン所在地 : 〒604-8812 京都市中京区壬生相合町67-1 UN102設立 : 1989年12月事業内容: 企画・ビジュアル制作資本金 : 1,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社インターナショナルパブリックアート お客様相談窓口Email: hi@lsstudio.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月06日カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞の2冠に輝いた映画『燃ゆる女の肖像』(19)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。2019年に開催されたカンヌ国際映画祭で2冠を達成したほか、世界各国で44もの映画賞受賞と124ノミネートを果たした同作。舞台は18世紀のフランス。女流画家・マリアンヌ(ノエル・メルラン)は、お見合いを控えたエロイーズ(アデル・エネル)の肖像画を描くことになる。しかし、結婚を拒むエロイーズが前任の画家を追い出したため、画家という正体を隠して近づき、密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、罪悪感にかられ、真実を告白してしまう。それをきっかけに次第にエロイーズはマリアンヌに心を開いていく。同作を手掛けたのは、デビュー作『水の中のつぼみ』でセザール賞新人監督作品賞にノミネートしたセリーヌ・シアマ監督。長編作品4作目となる今作でも世界中から高い評価を集めた。
2022年10月08日2022年5月25日(カンヌ)- シンガーでモデルのカーラ・ブルーニが、第75回 カンヌ国際映画祭の「Forever Young (Les Amandiers)」の上映に合わせ、18.88カラットのダイヤモンドネックレスにブリリアントカットのダイヤモンドリングを着用しました。着用商品ネックレスPT x DIAリングPT x DIAお問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年05月30日A24が、先週カンヌ国際映画祭の批評家週間で上映後、絶賛された『Aftersun』(原題)の北米配給権を獲得したことがわかった。「Variety」誌が報じた。『Aftersun』はスコットランド出身のシャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作。ウェルズ監督はこれまでに撮った3本の短編映画と同様、今作でも脚本も手掛けた。1990年代後半に、ポール・メスカル演じる若い父親と新人のフランキー・コリオ演じる11歳の娘ソフィーがトルコのリゾート地で過ごした休暇について描く。大人になったソフィーは、現実と想像上の両方の記憶を振り返りながら、自分の知っている父とそうでない父との折り合いをつけようとする。時折、懐かしのminiDVの映像が挿入されることで、より当時の時代感が伝わってくるという。「涙を誘う感傷的な映画」と評価されているようだ。主演のポールはドラマ「ふつうの人々」でブレイクした26歳の若手俳優。同ドラマの演技が高く評価され、2020年にエミー賞の主演男優賞の候補となった。製作は『ムーンライト』でA24とタッグを組んだバリー・ジェンキンス監督、アデル・ロマンスキーら製作会社「パステル」のメンバーと『不都合な理想の夫婦』のエイミー・ジャクソン。ジェンキンス監督はA24と一緒に再び仕事をすることへの喜びをツイートしている。(Hiromi Kaku)
2022年05月25日2022年5月23日(カンヌ)- ナオミ・キャンベルが、第75回 カンヌ国際映画祭でのパク・チャヌク監督作品「Decision To Leave」のプレミアで新作ハイジュエリー「エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ」のネックレスとリングにダイヤモンドのピアスを合わせました。GETTY IMAGESブルガリのハイジュエリーは、息を呑むような世界を呼び起こします。そこには、最も稀で美しいかたちで表現される母なる自然の威厳と、人間による洗練されたクリエイションが絶え間ない対話を続けています。GETTY IMAGESこの特別な日にナオミ・キャンベルは、”セルペンティ オーシャン トレジャー” と名付けられたネックレスを着用しました。ブルガリが最も大切にしているアイコンであり、無限の創造性と革新性の象徴である「セルペンティ」が進化を遂げ、魅惑的な海の深みへと誘います。”セルペンティ オーシャン トレジャー” は、自然の要素とその美を生み出す力への賛辞を表しています。蛇のヘッドに連なるスリランカ産の極めて稀な61,30カラットのドロップシェイプのサファイアは驚くほど鮮やかで、その美しいブルーカラーで見る者を魅了します。あわせてスリランカ産の8,02カラットのアンティーククッションサファイアが中心に置かれたネックレスとおそろいの”セルペンティ オーシャン トレジャー” のリングを着用しました。優れた技術力の結晶であるカーヴィーなプラチナセッティングが、蛇のボディを想起させます。スタイリングの仕上げには、ダイヤモンドのピアスをエレガントに纏いました。着用商品「エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ」より“セルペンティ オーシャン トレジャー”ネックレスPT x サファイア x DIA「エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ」より“セルペンティ オーシャン トレジャー”リングPT x サファイア x DIAピアスPT x DIAお問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年05月25日