2021年9月11日 19:10
「児童の性的搾取」や『パンケーキを毒見する』も 社会派ドキュメンタリー5選
『SNS-少女たちの10日間-』
成人の女優が少女のふりをして、綿密に作り込まれた子ども部屋のセットを背景に知らない相手とチャットをする。少女(と思い込んだ相手)にコンタクトしてくるのは2458人もの成人男性。現代の子どもたちが直面する危険をありのままに映し出し、本国チェコでは異例の大ヒットを記録。
「少女に扮した成人の女優がSNSを開設し、そこに寄ってくる男たちとやりとりする様子をカメラで観察するという設定から不快ではあるのだが、あまりの衝撃に瞬きもできないぐらいの集中力で最後まで見入ってしまう。見たら嫌な気持ちになるのは請け合いだが中毒性も」(佐々木さん)
監督:バーラ・ハルポヴァー、ヴィート・クルサク2020年/各種デジタル配信中©2020 Hypermarket Film All Rights Reserved.
強制労働施設の過酷な実態を収容者が暴露。
『馬三家からの手紙』
“助けて”。アメリカに暮らす女性はスーパーで買った中国製の商品にそう書かれた手紙が入っていることに気づく。実はその手紙は中国の馬三家の「労働教養所」と呼ばれる強制労働施設から送られていたものだった。