2021年12月10日 19:00
「日本人は僕のアイドル」フランス人監督がいまの日本人に伝えたい思い
おそらく、戦後にアメリカがモデルとなっていたことで、「欧米がベストなんだ」という考えが根づいているからかもしれませんが……。でも、日本には景色や工芸品、和食など、繊細で美しくて素晴らしいものがたくさんあるので、僕からすると日本のみなさんこそが“僕のアイドル”なんですよ。日本のアニメはもはや世界の文化になっていますし、ほかの国からすると日本はモデルになっている部分もあるので、そんなふうに思わないでほしいです。
―ありがとうございます。今後もまた日本をテーマにした映画を作る可能性があれば、どんなことを取り上げたいか教えてください。
監督僕の場合、最初にテーマを探してからアーカイブを探すのではなく、アーカイブを見ているなかで火花が散るようなインスピレーションを受けたものを題材にするという仕事の進め方なので、いまはまだわかりませんが、日本にはまだまだ興味はありますよ。
実はいま、片目だけ入れたダルマを持っていて、また日本に行くという目標が達成できたら、もう片方の目を書こうと思って大事に置いてあります。でも、次は仕事ではなく、観光で行けたらいいですね(笑)。
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アニメーションを駆使した演出と新しい視点で、通常のスポーツドキュメンタリーとは一線を画す本作。