くらし情報『「日本人は僕のアイドル」フランス人監督がいまの日本人に伝えたい思い』

2021年12月10日 19:00

「日本人は僕のアイドル」フランス人監督がいまの日本人に伝えたい思い

つまり、犠牲者かどうかは本人たちの意志次第。周りがそれを否定することはできません。

アーカイブにはなかった面白い発見があった

「日本人は僕のアイドル」フランス人監督がいまの日本人に伝えたい思い


―今回の彼女たちの証言がなければ、多くの人が誤解していたままだったかもしれませんね。

監督そうですね。ちなみに、60年代のフランス人女性は日本人女性に比べると、ほとんどの権利を持っていたと言えますが、「すべてにおいてほどほどに」が暗黙の了解。たとえば、お酒は飲んでもいいけど酔っ払うほど飲んではいけないし、スポーツもしていいけれどあまり激しいのはダメといった感じだったので、東洋の魔女たちほどの過酷なトレーニングは許されていませんでした。

その理由としては、「女性は子どもを産むためのエネルギーを残しておかなければいけない」という社会の見方が強かったから。だからこそ、僕は東洋の魔女たちの真実を立証したいと思いました。


―日本で撮影するなかで、思い出に残っていることについて教えてください。

監督本作では彼女たちの日常も見せたかったので、撮影場所はそれぞれ好きなところを選んでもらいました。普段通りにしてもらったからこそ、これまでのアーカイブでは見せられない面白い発見もできたと思っています。

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