2016年10月25日 12:00
最近目にする「IoT」って何? あらゆるモノが遠隔操作できる!?
これは、これから増えていく独居老人宅で活用されるだろうといわれています。その部屋に住むお年寄りが外出したかどうかがわかれば安否を確認できますし、トラブル時の対応も速やかにできるようになるでしょう。
インターネットを使って莫大な情報を集め、その「ビッグデータ」を詳細に解析し、次のサービスの開発をするという流れは、これからますます進んでいきます。これまでは生産者の職人的な勘で、何となく感覚的に作られてきたモノが、データを元に的確な根拠を得て、無駄なくモノやサービスを生み出すことができるようになります。ビッグデータによって、人工知能の学習能力は上がり、情報解析の精度も上がっていくんですね。
冷蔵庫がIoT化されたら、冷蔵庫の中の食材が管理され、毎日どんな料理を作っているかの情報が集められる。するとその情報がスーパーの在庫管理に反映されて…、というような時代になるかもしれませんね。
IoT化するには多額の投資が必要ですが、政府も経済成長のために、積極的に推進しようとしています。
◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。