くらし情報『調査能力不足が課題? 野党が果たすべき本来の役割とは』

2022年1月28日 22:10

調査能力不足が課題? 野党が果たすべき本来の役割とは

といって、国政に関する問題が起きた際に、資料の要求や参考人の招致、証人喚問をする権利が与えられています。国政調査権を使いこなし、隠された真実を暴き出して改善できる力があるはずなのに、最近では問題提起のネタ元が週刊誌の記事だったりするなど、野党の独自調査の物足りなさに、世間は不満を抱えているのではないでしょうか。

同じく野党の共産党は、機関紙の『しんぶん赤旗』が「安倍内閣の桜を見る会私物化」や「菅内閣の学術会議人事介入」をスクープし、ジャーナリズムの賞をとるほど監視の目を光らせており、強い地歩を固めています。

野党第一党の立憲民主党の関係者に取材をすると、調査能力という点では党内でも課題を感じているとのこと。しっかりと志を持った、調査能力に長けた人材のリクルートや育成を求めたいところです。

与党と野党、政治とメディア、司法や大衆社会がお互いに正当な批判をしあって、緊張関係を持ち続けることがとても大事です。夏には参議院選挙がありますから、みなさんもしっかりと与野党の動きをウォッチしましょう。
調査能力不足が課題? 野党が果たすべき本来の役割とは


堀 潤ジャーナリスト。
市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)

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