2022年2月18日 19:10
演劇と向き合い50年! 木野花「70代真っ只中。いよいよこれから! という気分」
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。2月のお客様は、おとなしい女性からエキセントリックなキャラまで、演じる役の幅がますます広がっている、俳優の木野花さん。自身を変えることが年々楽しくなっている模様です。そんな木野さんをお迎えした第3回は、「現在70代、まだまだ自分を変えていきたい」です。
現在70代、まだまだ自分を変えていきたい。
演劇を志して青森から上京し、もう50年が経ってしまいました。長かったし早かった。20代はがむしゃらで、30代は“自分”にこだわり排他的でした。
40代で劇団を退団し一人になった時、自分には演劇は向いていないんじゃないかと悩んだり、辞めようかという迷いも出てきました。そんな時、プロデュース公演の演出の話が飛び込んできて、一気にいろんな劇団の若い役者さんたちと出会い、吸収し影響し合い、気が付いたら演劇にどっぷり浸かって、まだまだ終わりそうもない。子供の頃自然の中で遊び回っていたように、ようやくこの世界で自分を開放させて変わっていけると思えるようになってきました。
いま私は70代真っ只中。普通ならとっくに引退している歳なのに、いよいよこれから!という気分です。