くらし情報『気鋭の小説家・カツセマサヒコ「エモいで終わらせない、新しい物語を紡ぎたい」』

2022年3月9日 17:00

気鋭の小説家・カツセマサヒコ「エモいで終わらせない、新しい物語を紡ぎたい」

その分、「自分に近しい物語」と思ってもらえるのではないかな、と。でも、日常を描くとすぐに「エモい」と評価されてしまうので、そんな便利な言葉ではすまないようなものを書きたいという気持ちもあります。

気鋭の小説家・カツセマサヒコ「エモいで終わらせない、新しい物語を紡ぎたい」


胸にあるのは「小説家」として生きる覚悟

――小説家デビューして、今年で3年目です。長編小説や連作短編を出し、今回は雑誌連載にチャレンジしますが、「小説家」という肩書はなじんできましたか?

なじむというか、覚悟した、に近いかもしれません。一度、「小説家」という肩書だけでどこまでやれるか試してみたいんです。そういう意味でも、今年はチャレンジの年だと思っています。もともとweb出身でしたが、いまは雑誌や文芸誌の仕事をメインにしたくて。それでは食えないかもしれない。
でも、創作の仕事でどこまで行けるのか、怖いけど、本気で向き合ってみたいと思っています。

気鋭の小説家・カツセマサヒコ「エモいで終わらせない、新しい物語を紡ぎたい」


――カツセさんにとって挑戦でもあるこの連載が、読者にとってどんな存在であってほしいと思いますか?

高校時代、とにかくモテたくてファッション誌を読んでいたんです。だけど、特集が組まれているカラーページよりも、後ろの方にある白黒のコラムコーナーが好きでした。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.