くらし情報『一級建築士が絶対に選ばない! 「1人暮らしの賃貸物件」基本のき』

2022年3月13日 20:10

一級建築士が絶対に選ばない! 「1人暮らしの賃貸物件」基本のき

、吸音(音を吸収する)という防音性が高いかどうか。隙間の有無などを指す気密性、壁や床材の密度、防音材が使われているかなどで変わってきます。

窓やドア、壁などに隙間がなく(=気密性が高い)、壁や床そのものの密度が高いと、話し声やテレビなど空気によって伝わる音は防ぐことができます。ですが、人の足音や椅子を引く音など床や壁を振動させて伝わる音に対しては、壁の厚みくらいで防ぎにくいんです。これはもう致し方ないとご理解をしていただいて話を進めますね。

まず、賃貸向け集合住宅の建物構造はおもに、木造、鉄骨造、RC造(鉄筋コンクリート造)の3種類。コンクリートは遮音性が高く、RC造は柱梁床がRC、壁もRCで造られていることがほとんど。つまり、RC造を選べば音漏れしにくい可能性が高い、ということですね。
ただ、なかには、木造や鉄骨造と同じように壁がRCで仕切られていないRC造の物件もあるので絶対とは言えず、注意が必要です。

木造と鉄骨造の比較ですが、違いがでやすいのは床です。鉄骨造はコンクリートスラブで造られている物件もあります。その場合は木造よりも防音性が高いと言えます。

ーー素人でもわかる見分け方はないのでしょうか。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.