くらし情報『一級建築士が絶対に選ばない! 「1人暮らしの賃貸物件」基本のき』

2022年3月13日 20:10

一級建築士が絶対に選ばない! 「1人暮らしの賃貸物件」基本のき

方法はあります。まずやっていただきたいのが、何か所も壁と床を叩くこと。密度の高い壁や床ですと、叩いてみると音が振動せず詰まった感じで短く終わります。逆に中が空洞でスカスカだったりすると、軽くて音が少し響く感じがするんですよ。文字にするとイマイチピンとこないかもしれませんが、実際に何か所か叩くと、その違いがはっきりとわかると思います。

見た目の点で言えば、学校等の施設に無数の小さな穴がある壁や天井がわかりやすいですね。あれは吸音材で見た目で判断できる代表例です。とはいえ、見た目で判断できないものも多いですから、不動産屋さんに聞いてみてください。
でも、防音材を使っていても、そもそも壁や床がスカスカだったら防音性は低いわけです。壁や床の密度を重視したほうがいいと思いますね。

壁を叩くのに加えてやっていただきたいことが、その建物の住人の方々が在宅していることが多い時間帯に内見しに行くことです。これは、ある程度の知識がある方からしたら、一級建築士が言うほどのことでもないなんて言われそうですが、でも、物件について全く知らない方にとっては、意外といい情報だと思いますよ。部屋に入ったら生活音が聞こえるか、大きな音を立てる人はいないかじっと耳を澄ませましょう。

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