2022年4月5日 19:10
岡宮来夢、2.5次元舞台の魅力は「キャラクターが生きているように実感できること」
岡宮:正直、最初の公演では、そのときの自分が出せる100点は出したけれど、自分の思い描くレベルに自分の実力が足りてないのを感じていて。だから昨年秋にやらせていただくことが決まってから、この1年半の間に培ったものをどれだけ注いで、どれだけ作品に深みを出せるかを課題にして臨んだつもりです。全公演走り抜けられたこと、そして前回の自分を越えられたという思いで終われたことが嬉しいですし、こうして観てくださった方から評価をいただけたこともありがたいなと。
―― 一昨年に自身に足りないと感じたのはどんなことですか。
岡宮:一番は貫禄ですね。鶴丸国永を演じるにあたって居方や言葉に説得力を持たせたいと思っていたけれど、どこかまだフワフワしてたような気がします。でも昨年、稽古が始まったら、共演の笹森裕貴くんに稽古場の居方が以前と違って、なんか大きくなったと言われて。自分では意識していなかったけれど、その間にやってきた一個一個の仕事がちゃんと積み重なっているのかなぁって思ったんです。
――その1年半にさまざまな作品に出演していますが、学んだことのなかで印象に残るものは?
岡宮:ミュージカル『王家の紋章』の主演の浦井(健治)