くらし情報『名家の後継ぎとメイドの許されぬ恋…フランス人監督がラブシーンに込めた意図』

2022年5月26日 19:00

名家の後継ぎとメイドの許されぬ恋…フランス人監督がラブシーンに込めた意図

ヌードシーンを撮る際、理解してもらわないといけないのは、俳優のカラダというのはあくまでも役を演じるためのツールであって、本人の私生活を見せるものではないということです。そのため、セックスシーンにおいては、振付をするように細かいところまですべて計画的に動きを決めてから撮りました。最初のうちはヌードになることに神経質だったジェーン役のオデッサ(・ヤング)も、きちんとした信頼関係を築くことができたからこそ、安心して演じることができたと言ってくれたのです。

俳優たちのタイプに合わせて演出を変えていった

名家の後継ぎとメイドの許されぬ恋…フランス人監督がラブシーンに込めた意図


―今回は、そのオデッサとジョシュ・オコナーの若手による瑞々しい演技と、コリン・ファースとオリヴィア・コールマンによるベテランの重厚感ある演技の対比も素晴らしかったです。どのような演出を行ったのかについても、教えてください。

監督まず、私は俳優の年代によってアプローチを変えるのではなく、彼らのタイプに合わせて演出することを意識しています。たとえば、オデッサは知的な人なのですべてのことを頭で理解し、お互いの考えを活発に話した合いたいタイプ。ジョシュはデリケートな人なので、“共犯関係”を結ぶような感覚に重きを置き、あとは自由に演じてもらいました。

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