「楽器を持たないパンクバンド」として活動する6人組のBiSH。セントチヒロ・チッチさん、アイナ・ジ・エンドさん、モモコグミカンパニーさん、リンリンさん、ハシヤスメ・アツコさん、アユニ・Dさんにインタビュー。
「一発目のライブからパワーを感じた」(アイナ)
――BiSHの歴史を語る上で欠かせないものといえば何ですか?
アイナ・ジ・エンド:そもそもBiSHが初めてライブ・パフォーマンスをしたのが2015年の「いいにおいのするいきのいいやつらTOKYO」というイベントだったんですけど。そこでシークレットゲストとしてステージに出ていった時に、告知もしていないのに、お客さんたちが大騒ぎして盛り上がってくれて。それまでの私は音楽がやりたくて上京して、いろんな人のバックダンサーをしたりソロでライブをしたりしていて。どんなに頑張っても50人くらいしかお客さんを集められなかったんですけど、BiSHは一発目のライブからたくさんのお客さんが見てくれて。その光景がすごく嬉しかったですね。BiSから受け継がれたBiSHとしてのパワーを感じた始まりでした。
セントチヒロ・チッチ:結成以来、毎年夏にZepp Tokyoで開催しているフリーライブ、「TOKYO BiSH SHiNE(TBS)」
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