2022年7月19日 19:10
聴けば聴くほどクセになる!? 謎の男・マハラージャン、最新アルバムの“こだわり”
アフリカンなジオメトリック柄のターバンと揃いの派手なスーツ、そしてメガネ。この謎ルックスが印象に残らないわけがない男、マハラージャン。シンガーソングライターである。2021年に配信限定EP「セーラムン太郎」でメジャーデビュー。そのタイトルはじめ楽曲につけられた突飛なワードセンスに気を取られるも、いざ鳴らす音を聴けば軽妙洒脱なサウンドとスパイシーで痺れる歌声。その確かな音楽センスに唸らされる。これは謎が解けないぞ、マハラージャン。
「活動を始めた当初、僕はまだ会社員をしていたのでスーツ、あとはインスピレーションでこのスタイルにたどり着きました。
所属事務所の名前が“油田”なのでそれにちなんでマハラージャン。言葉の響きも気に入っています」
ひと筋縄ではいかない捻りをアーティストとしての成り立ちから仕込んでいる彼。最新アルバムにもこだわりがふんだんに薫る。
「好きなもの、やりたいことを詰め込みました。ホーンを入れてビッグバンドジャズなアレンジをしたり、ゴリッとしたロックやポップな楽曲も。フェスでいろんなアーティストを楽しむように聴いてほしいです」
リード曲である「君の歯ブラシ」は別れたカップルの悲哀を家に残された彼女の歯ブラシをモチーフに衝撃フレーズで歌い上げる必聴の一曲。