2022年7月30日 19:30
戸塚純貴「上手なお芝居ができる人はいっぱいいるんで、替えのきかない役者になりたい」
今はもう、息子たちが自立したから引退しているんですが、「今やりたいことって何?」って聞いたら、東京でおでんの屋台を引きながら、占い師をやりたいって言ってたんですよ。
――え??おでん…ですか?
なんか誰にも止められないエネルギーがあるんですよね。この仕事も、背中を押してくれたのが母で、それがなければ多分この道に進んでなかったと思います。
――お母様がジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募されたのが、デビューのきっかけだとか。
そうなんです。多分、松田聖子さん世代というかアイドルブーム全盛期の人なんで、自分がなりたかった夢を息子に、みたいなことだったんじゃないかと思います。赤ちゃんの頃には赤ちゃんモデル、小学生のときにはジャニーズ事務所に履歴書を送ったりしてたけど、僕がやる気がなかったんです。諦めたかなと思った矢先にジュノンボーイに応募してて、そんなにやらせたいのか、と。
ちょっと折れて行くだけ行ってみますか…みたいな感じで受けたんです。
――全然やる気がなかったのが、最終選考に残ったときに、自分を応援してくれる人がいることを知って、やってみようと思ったそうですが、俳優を続けてきてよかったと思うのはどんなときですか?
なんだろう…多分、私生活では経験できないことができるのが楽しいんじゃないかな。