くらし情報『宮田裕章「ダ・ヴィンチが今の時代に生きていたら『モナ・リザ』は描かなかったでしょう」』

2022年10月2日 16:00

宮田裕章「ダ・ヴィンチが今の時代に生きていたら『モナ・リザ』は描かなかったでしょう」

扉の先には、ゲームの世界のような異空間が広がっていた。鏡張りの柱がそびえ、観葉植物がその姿を増殖させている。ここは慶應義塾大学医学部にある、宮田裕章さんの研究室。イノベーションを生む場となるよう自ら改装を施したという。出迎えてくれた宮田さんの出で立ちは、シルバーの髪に〈セリーヌ〉のジャケットとジャージーパンツ。一般的な教授像とはかけ離れているが、“データサイエンティスト”という肩書がしっくりとくる。数々のプロジェクトを手掛け、現在2024年開校のCo-Innovation University(旧仮称 飛騨高山大学)の学長候補に選ばれ、2025年開催の大阪・関西万博のプロデューサー陣にも名を連ねている。
宮田裕章「ダ・ヴィンチが今の時代に生きていたら『モナ・リザ』は描かなかったでしょう」


――宮田さんが専門とされている“データサイエンス”とは、一体どういう分野になるんでしょうか。


大まかに言うと、私たちが進む方向を決める道標となり得るものです。例えばコロナ禍では、感染者数や発症者数など様々なデータが蓄積され、それに基づいた施策がとられていますが、このようにデータを重ね合わせ、寄り添っていくのがデータサイエンスです。

――私たちが日々触れているデータにはどんなものがありますか?

皆さんが使っているSNSこそデータの塊です。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.